ベトナム、ワクチン接種済みの入国者の集中隔離廃止へ

2021年12月09日(木)09時01分 公開
ベトナム、ワクチン接種済みの入国者の集中隔離廃止へ

<タンソンニャット国際空港の様子 / ©️POSTE>

ベトナムのVu Duc Dam副首相は、必要回数のワクチン接種を完了した入国者について、集中隔離を廃止し、自宅や宿泊施設での自主隔離にする方針であることを明らかにした。

新しい入国後の隔離に関するガイドラインについては、12月15日までに保健省が発行する必要があるとDam副首相は述べている。

 

新しいガイドラインが発行されれば、現在の入国後の政府指定の隔離施設での集中隔離は廃止され、自宅や宿泊施設での自主隔離が可能となる。

ワクチン接種を完了していない入国者については、引き続き入国後に集中隔離施設での隔離が必要になる。

 

Dam副首相はベトナムの新型コロナウイルスの現状について、これまでの状況とは異なっているとしており、感染者が増加しているにもかかわらず感染を抑え込めており、ワクチン接種の速度も加速化していると話した。

 

また、交通運輸省と航空当局は国際線の再開に向けた動きを早める必要があるとした。

ベトナム民間航空局の高官は、8日(水)の会議で、ベトナム着の航空便を予約する全ての人がワクチン接種を完了していることを確実なものとするため、ベトナムと諸外国のワクチンパスポートのシステムを連携させたと話した。

ワクチン接種を完了していない人については、政府が指定する隔離施設を登録した後に航空券の購入ができるという。

 

一方で、政府内からは、オミクロン株の感染症例が世界各国で確認されている中で、ベトナムの感染抑制能力に疑問を呈する声も上がっているという。

 

 

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