日越関係で「ドクちゃん」が外務大臣表彰を受賞

2021年12月09日(木)13時43分 公開
日越関係で「ドクちゃん」が外務大臣表彰を受賞

<写真:2日、在ホーチミン日本総領事館での授賞式の様子>

 

ホーチミン市在住の特定非営利活動法人「美しい世界のため」代表・トゥー・ズー病院平和村ベトナム日本関係担当のグエン・ドゥック氏が、外務大臣表彰を受賞した。

 

渡邊信裕総領事から花束を受け取ったドゥック氏は、これまでに10回の手術を受け、体には多くの障害があるが、これからも日本とベトナムの懸け橋として努力していきたいと喜びを表した。

 

ドゥック氏は、ベトナム戦争時に米軍が大量に散布した枯れ葉剤の影響により、結合双生児として生まれ、兄のベトさんとともに「ベトちゃんドクちゃん」の愛称で知られている。

2人は1988年に分離手術を受け、これに日本人医師や看護師が加わっていた。

 

今回の受賞は、ドゥック氏が長年、自身の経験から平和の重要性を多くの日本国民に語りかけることを通じて、日本国民のベトナム理解の促進に貢献し、日本とホーチミン市、日本とベトナムとの相互理解の促進に尽力した功績によるものだという。

また、近年では2011年の東日本大震災で訪日し、被災者を直接励ましたほか、2020年には新型コロナウイルス感染症用のマスクを日本に寄贈するなど、交流を続けているという。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板