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ホーチミン市では「ステルス」オミクロンが優勢:保健省
〈写真:VnExpress〉
9日、ホーチミン市保健局は、同市内では新型コロナウイルスの「ステルスオミクロン」と呼ばれるオミクロン株の亜種が流行していると明らかにした。
同局のTang Chi Thuong局長によると、同市で配列決定された67の新型コロナウイルス検体のうち、24が「BA.1」型、43がステルス変異体とも呼ばれる「BA.2」亜型に属し、ベトナムでステルス型オミクロン株が検出されたのは今回が初めてである。
「BA.2」亜型の方が優勢であることが証明されており、最近の新型コロナウイルス感染者の急増はこの「BA.2」亜型が原因であると考えられている。「BA.2」亜型は、PCR検査で陽性となるものの、特定の遺伝子がないためオミクロン株とすぐに区別できないことから、「ステルス変異体」と呼ばれている。
WHOの発表によると、現在の新型コロナウイルスワクチンは、この亜流に対する予防効果はあるが、感染しないようにするには十分ではない。そのため、ワクチン接種を継続する必要があるという。
世界の研究では、「BA.2」亜型は「BA.1」型より重症化はしないが、感染力が強いとされる。
ホーチミン市は、4月下旬からの新型コロナウイルス第4波の中で、55万4500人を超える感染者を記録した。
1日〜7日までの1週間で、同市では学校で約3万7500人の感染者を記録し、前週の2倍になっている。他の学年と比較し、小学校での感染がより急速に増加している。
ホーチミン市人民委員会のPhan Van Mai委員長は、専門家の予測から第5波の可能性に言及しつつ、地元の保健部門は、実行可能な解決策をもたらすために、現在の新型コロナウイルスの状況を分析・評価する必要があるとしている。
2月中旬にホーチミン市で行われた無作為抽出検査では、当時すでにオミクロン株が主流であったことが判明している。ハノイ市の30地区のうち20地区でも、サンプルスクリーニングによりこの亜種が検出されている。
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