ハノイ市に2区追加、平均GRDP1万3000ドルを目指す:政治局
〈写真:Tuoi Tre〉
5日、グエン・フー・チョン共産党書記長は、2030年までのハノイ市発展の方向性とタスク、2045年までのビジョンに関する政治局の決議に署名した。
2030年までに同市は、紅河デルタ、北部重要経済地域、国全体の発展の中心・推進力となり、高い競争力を持つ先進国の首都と同等の発展を目指す。
同市の2021以降の域内総生産(GRDP)の平均成長率は全国平均より高く、2026〜2030年のGRDPは年8.0〜8.5%増、一人当たりのGRDPは1万2000〜1万3000ドル(約157万〜170万円)を目標とする。
2045年までのビジョンでは、同市は、一人当たりGRDPが3万6000ドル(約470万円)を超え、高い生活水準と質を備えた国際的な都市となり、先進国の首都と同等の発展水準になることを目標とする。
同市の方向性としては、文化的な成長に注力し、教育、訓練、科学技術、医学の一大中心地にふさわしい、優雅で文明的なハノイ人を育てる方針である。
政治局はまた、同市に対して、有形・無形の文化遺産、貴重なモニュメント、建築物の価値の保存と促進に注力するように要求した。
文化的発展のための適切な投資を行い、都市部と農村部の文化的享受の格差を徐々に縮小することも目標としている。
北(ドンアイ区、メリン郡、ソクソン郡)と西(ホアラック地区、スアンマイ町)に都市モデルを構築し都市開発用地の割合を増やすための調査なども行われる。
交通に関しては、近代的な交通システムの開発を促進し、国道、高速道路、環状道路、地域内および地域間の接続道路の建設を計画通りに完了させること、都市鉄道プロジェクトの加速化、紅川とドゥオン川に架ける橋の増設への投資などが決議されている。
特に、2027年までに第4環状道路を完成させ、2030年までに第5環状道路を投資し建設する準備を行う。
ノイバイ国際空港の拡張とアップグレード、首都と北部地域の発展要求を満たすために、もう1つの国際空港を建設することも計画されている。
同決議では、同市は2030年までに1〜2地区が区に発展するように努力するとしている。
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