ベトナム航空 約113億円の赤字、上場廃止の可能性も

2022年05月23日(月)14時01分 公開
ベトナム航空 約113億円の赤字、上場廃止の可能性も

〈写真:Tuoi Tre〉

 

20日に発表された第1四半期の連結財務諸表によると、国営航空会社であるベトナム航空は、今年第1四半期は収入が2年ぶりに増加したが、2兆621億ドン(約113億3242万円)の損失を計上し、赤字続きの状態となっている。

 

同社はこの期間に11兆6000億ドン(約637億4867万円)以上の収益を記録し、前年同期比55%増、パンデミックの影響を大きく受けた2020年の第2四半期以降で最高の業績となった。

 

この収益では、予想以上に高くなった総コストをカバーすることができず、同社の9四半期連続の赤字につながった。

 

地元報道機関によると、同社の燃料費は、世界の原油価格の上昇を考慮し、予想を上回る4650億ドン(約25億5544万円)であった。

 

この第1四半期決算により、同社の累積赤字は約24兆5000億ドン(約1346億4160万円)となり、資本を約2兆1600億ドン(約118億7044万円)上回った。

 

同社によると、国内市場は比較的早く回復したが、パンデミックの深刻な影響が長期化していることを反映した営業成績となっている。

 

大きな損失を出したことで、同社は現行の規則に従いホーチミン市証券取引所から上場廃止となるリスクに直面している。

 

同社は、国家証券委員会に対する最近の声明で、「事業活動は徐々に安定し、今後の回復・発展段階に向けて必要な措置を講じている」と述べている。

 

 

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