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ベトナムがサル痘への監視体制を強化、12カ国での流行で
<写真:VN Express>
保健省は、少なくとも12カ国で広がっているとされるサル痘の感染例について、国境地帯での監視を強化するように地方へ要請した。
保健省予防医学総局の担当者によると、サル痘は通常人獣共通感染症であり、人から人への感染経路としては傷口、体液、汚染された物との接触などが上げられる。
サル痘は現時点で、オーストラリア、ベルギー、カナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国、米国の12カ国で患者が報告されている。
WHOは24日、5月7日にサル痘が通常流行する国以外で最初に報告されて以来、確定患者131人と感染の疑いがある106人が確認されていることを発表した。
保健省は、サル痘感染の可能性のある患者を発見し、対応策を迅速に展開するため地方の保健所に対し、サル痘が通常流行する国から来る患者を国境で発見するよう要請している。
ベナン、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ガボン、ガーナ、コートジボワール、リベリア、ナイジェリア、コンゴ共和国、シエラレオネ、南スーダンがサル痘が通常流行している対象国である。
医療機関もサーベイランスを強化し、サル痘の可能性のある症例が検出された場合には、保健省に報告し、フォローアップ措置をとる必要がある。
保健省は、性交渉も含め天然痘患者との接触を避け、こまめに手を消毒するよう勧告している。
サル痘が存在する国を往来する人は、感染している哺乳類との接触を避け、感染した動物の肉を食べたり、接触することを避ける必要がある。
サル痘は、人間を含む特定の動物種に発生する可能性のあるウイルス性疾患である。
症状は、疲労、発熱、頭痛、筋肉痛などで、発疹や水疱も発生する。
西アフリカと中央アフリカの一部で流行しており、最近までは世界の他の地域ではまれにしか見られなかった。
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