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「元夫に合わせたくない」生きている息子の死亡診断書を申請
<写真:VN Express>
中央高地のある女性は、3歳の息子がまだ生きているにもかかわらず、元夫に面会させたくないという理由で死亡診断書を申請した。
コントゥム省に住む元夫のグエン・ザ・ズンさん(41)は24日、元妻のフオンさんが息子の死亡診断書を見せた数日後に息子を発見した。
ズンさんは、「息子は元気で少し恥ずかしがり屋な男の子です。近いうちに、裁判所に親権者の変更を要請するつもりです」と語る。
ズンさんは2018年にフオンさんと結婚し、離婚した。
離婚した際に、まだ生後数ヶ月だった息子の親権はフオンさんが得たが、2019年になるとフオンさんが息子を「育てられない」と言ったため、ズンさんが引き取った。
今年4月下旬、ズンさんは病気治療のために息子をダクラク省に連れて行く必要があった。
ズンさんは仕事の関係でダクラク省に行くことができず、その近くに住むフオンさんの母が数ヶ月間、息子の面倒を見ることとなった。
今月初め、ズンさんは息子の顔を見るためにフオンさんにビデオ通話を試みたがつながらず、直接会いに行った。
ズンさんが訪れると、フオンさんは地元当局によって発行された息子の死亡診断書を見せ、息子が亡くなったことをズンさんに告げた。
ズンさんはフオンさんの言葉を信じることができず、情報をインターネットに掲載し息子の捜索を行うとともに、当局に事態の解明を依頼した。
地元当局の介入後、ズンさんは息子がフオンさんの知人宅で暮らしているのを発見した。
ダクラク省タンアン市副市長によると、フオンさんは息子が1週間前に肺炎で亡くなったとして、5月11日に死亡証明書の申請を行なった。
申請の際、フオンさんが悲しそうに泣いていたため、職員はフオンさんの言葉を信じ、本来行うべき少年の死亡確認を行わなかったという。
警察が行なった尋問に対してフオンさんは、「ズンさんが訪れるといつも喧嘩になっていた。ズンさんに殴られたこともあり、ズンが来なくなるように息子の死亡証明書を作ろうと考えた」と供述しているが、ズンさんはフオンさんと衝突することはあっても、殴ることはなかったと話す。
タンアン市人民委員会のPham Dinh Trung委員長によると、虚偽に発行された死亡証明書は無効となり、虚偽の申請を行なったフオンさんは、地元当局は追跡調査の後に処分される予定である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。