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ヤミ金融から労働者の保護を要請:チン首相
〈写真:VnExpress〉
ファム・ミン・チン首相は、中央銀行と公安省に対し、労働者を高利貸しから保護するよう要請した。
この要請は、チン首相が北部バクザン省のコンベンションセンターで労働者と会談した後に行われた。
ビンフォック省にあるNew Apparel Far Eastern社の労働組合職員であるTさん(35)によると、ヤミ金融は多くの労働者が直面する重大な問題である。
パンデミックの影響で多くの労働者が経済的困難に陥っているが、銀行から融資を受けることができないため、高利貸しに頼るしかない状況である。
労働者がローンの債務不履行に陥り、高利貸しが勤め先の企業を「脅す」こともあるという。
公安省のLuong Tam Quang副大臣は、高利貸しが金融支援サービスを提供する企業を装って、非常に「巧妙な」犯罪を犯していることを指摘する。
高利貸しは無担保で貸し付けを行い、資本動員、資本拠出、事業資産拠出という形で貸し付けを行う。
労働者が直接、またはアプリケーションやソーシャルネットワークを通じて「異常に」高い金利でお金を借りるように誘惑する。
金利は月90〜100%、最高で月700〜1000%のケースもあり、高利貸しは通常、借り手が期日までに支払わない場合、脅迫やテロ行為、資産の処分などを行う。
同省は過去3年間で5000人近くが関係する2700件以上の事件を扱い、4000人の被告を含む2000件近くを起訴した。そのうち、労働者が被害者であるケースは1000件以上にのぼる。
同副大臣によると、今後はさらに高利貸しの摘発と解体が強化される。
中央銀行のDao Minh Tu副総裁は、労働者が高利貸しに頼らざるを得ず、正式な資金源にアクセスできない場合、銀行には責任があると指摘する。
この問題を解決するためには法制度をさらに改善し、信用機関や商業銀行が複雑な条件や手続きを適用せずに、人々が借り入れを行うことができるようにする必要がある。
そうすれば労働者が家賃支払い、医療費、子供の学費など日常生活で必要なサービスを受けるために数千万ドン(1000万ドン=約5万8100円)を簡単に借りることができるようになる。
中央銀行の指示により、各金融機関、FEクレジット、VPB銀行傘下の金融機関、HD銀行傘下の企業は、労働者の合法的な借入需要に応えるため、市場金利の半分に等しい金利で10兆ドン(約580億9572万円)の融資パッケージの約束をした。
中央銀行はベトナム労働総同盟と協力し、合法的なニーズを持つ労働者がこの融資パッケージを利用できるようにする予定である。
チン首相は中央銀行に対し、公的な銀行の資本が必要な人々に行き渡るようにするための解決策を考え、適切な規模と効率を保証し、高利貸しを防ぐのに貢献するよう要請した。
公安省は違反者を迅速に処理し、経済や労働者に影響を与える結果を防がなければならない。
また同会談では、技能訓練コースを受講する際に、高い授業料や移動費などの困難に直面する労働者がいるため、技能訓練コースへの参加支援を求める声も上がった。
チン首相は、熟練労働者になりたいという要望は「正しい」ものであり、関連部門はそれに応えるためにリソースを優先させなければならないと応えた。
チン首相の労働者との対話は、オンラインまたはオフラインで合計4500人の労働者を集め、会談で出された質問や提案には、いくつかの社会的な家屋、優遇ローン、労働者を支援しインセンティブを提供するための政策が含まれていた。
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