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ベトナムの観光産業、近隣諸国と比較して回復に遅れ

2022年07月26日(火)11時14分 公開
ベトナムの観光産業、近隣諸国と比較して回復に遅れ

〈写真:VnExpress〉

 

ベトナムでは観光産業の回復が東南アジアの近隣諸国に大きく遅れをとっており、ベトナムの旅行各社はビザ政策の緩和を期待している。

 

豪華なクルーズツアーを専門に手配するLux Groupは、ビザ政策が外国人観光客を誘致する上で大きな障壁となっており、上半期の収益は通年目標の21%にしか達していない。

 

同社によると、3月15日の国際観光再開以来、ビザの問題によって外国人観光客10組の受け入れが中止となった。

 

上半期にベトナムを訪れた外国人観光客数は60万2000人に留まっており、タイ(220万人)、マレーシア(200万人)、シンガポール(150万人)、フィリピン(81万4000人)と比較すると、東南アジア内での観光産業の回復に遅れをとっている。

 

現在ベトナムでは、主要観光市場に対して最大15日間の滞在が可能なビザ免除政策を再開しているが、その他の市場については、1ヶ月のシングルエントリービザのみを発行している。

 

欧州からの旅行者を受け入れるImages Travel社は、フライト制限とビザ問題によって旅行者を呼び戻すのに困難に直面しているという。

 

欧州からの旅行者は平均して18〜21日の長期旅行をすることが多く、同社は政府が現在の15日から30日への滞在延長を考慮するように提案している。

 

Allez Voyage Tourism社は、ベトナムのビザ政策が「魅力的でない」と多くの人が不満を持っており、国際観光再開後に外国人観光客の大きなグループをまだ受け入れることができていないと指摘する。

 

政府運営の民間経済開発調査会の専門家も、オーストラリア、ベルギー、カナダ、インド、ニュージーランド、オランダ、スイス、米国といった潜在的な観光市場のためにビザ免除リストを拡大するよう政府に陳情した。

 

同調査会は、現在のビザ政策はパンデミック後の旅行需要を満たしておらず、近隣諸国と比較して競争力を欠いていると指摘している。

 

今年、ベトナムはパンデミック前の30%程度となる500万人の外国人入国者を目標としている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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