ベトナムでアウトソーシング率が増加、昨年は約20億ドルを費やす

2022年08月30日(火)13時57分 公開
ベトナムでアウトソーシング率が増加、昨年は約20億ドルを費やす

〈写真:VnExpress〉

 

2021年にベトナムの企業はアウトソーシングサービスに約20億ドル(約2770億9700万円)を費やしたことが明らかになった。

 

この金額はインドネシアより10%少ないが、マレーシアより25%多くなっている。

 

アウトソーシングとは企業が特定の業務の遂行や業務の処理を第三者に依頼することを指しており、アジア開発銀行のジョン・アントス副総裁はベトナム企業のアウトソーシングへの支出が近年急速に増加していることを指摘する。

 

同国における人材アウトソーシングの利用方法は不足時の応急処置から、長期的な発展計画における重要な手段へと変化しつつある。

 

同副総裁によると、ベトナムのアウトソーシングは製造業や金融業、テクノロジー、小売業などの企業に最も好まれており、グローバルモデルに従っている。

 

しかし、ベトナムのアウトソーシングモデルは離職率の高さという大きな問題を抱えている。

 

人材サービス会社のタレントネットによると、正社員が仕事を辞める割合は年間12〜15%と言われているが、アウトソーシングの場合は35〜40%に上るという。

 

アクゾノーベル・ベトナムのグエン・ティ・スアン・フオン人事部長は、アウトソーシングされた人材の多くが迷いや疎外感を感じており、実際に会社で昇進する機会はなく、収入も正社員と同等ではないと考えて退職していく傾向があると指摘する。

 

 

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