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日本への出稼ぎ労働詐欺、2000万円以上詐取の被告人へ実刑判決

2022年09月27日(火)15時38分 公開
日本への出稼ぎ労働詐欺、2000万円以上詐取の被告人へ実刑判決

<写真:VN Express>

 

日本への出稼ぎ労働を約束し、必要経費として被害者1人あたりから1万1000〜1万3000ドル(約158万8510〜187万7330円)を騙し取って逮捕された男性に実刑判決が下された。

 

26日、ハノイ人民裁判所はボー・ゴック・トゥアン被告(36)に対して、詐欺罪で懲役20年の実刑判決を言い渡した。

 

同罪で共犯者のゴー・ティ・ヌン被告は懲役8年、グエン・ティ・ラン・アイン被告は懲役4年、ブイ・マイン・クン被告とチン・スアン・トアン被告は懲役7年の実刑判決となっている。

 

起訴状によると、2017年にトゥアン被告はヌン被告とクン被告に対して、月給500万〜1000万ドン(約3万420〜6万840円)で自身の出稼ぎ労働力派遣会社で働くように勧誘した。

 

ヌン被告とクン被告が日本に行きたい労働者を見つければ、1人あたり500〜1000ドル(約7万2210〜14万4410円)の手数料を支払うことを約束していた。

 

被告人3人は顧客との取引を円滑に行うために、トゥアン被告を取締役会長とするトアンタム社をハイフォン市に設立した。

 

2018年3月にトゥアン被告はヌン被告とクン被告と同様の条件でトアン被告を採用した。

 

検察によると、トアンタム社は労働者を海外に派遣するライセンスを持っていない状態で違法にソーシャルネットワーク上で労働者を募集する広告を行っていたことが明らかになっている。

 

トアンタム社は労働者に対して、日本に派遣するための必要経費として1万1000~1万3000ドル(約158万8510〜187万7330円)を支払えば、月給3000~4000万ドン(約18万2530〜24万3370円)で5年の労働契約を結ぶとし、45日以内に出稼ぎ労働が認められない場合は返金を約束するとしていた。

 

2017年初め〜2018年4月までに労働希望者14名が同社を信頼して合計36億ドン(約2190万円)を支払った。

 

出稼ぎ労働の許可が認められなかったとして被害者らが必要経費の払い戻しを求めたが、トアンタム社は合計3億2600万円(約198万3480円)を返還したのみであった。

 

その後、トゥアン被告は雲隠れしていたが、2021年4月20日に逮捕された。

 

裁判でトゥアン被告は事業を詐欺的な動機から始めた訳ではなく、日本に住んでいるイェンという人物の協力の下で労働者2人を日本で働かせることに成功したため、会社を設立したとして証言している。しかし、トゥアン被告はイェンという人物の経歴や住所といった情報を一切持ち合わせていなかった。

 

裁判前に被告人らは14人中12人に騙し取った金額の返済義務を果たしており、被害者達から処罰を軽減する要望が上がっていた。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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