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ベトナムの各省庁、ガソリン不足の解決に向けた連携に失敗
<写真:VnExpress>
多くのベトナム国会議員が22日、ガソリン供給危機において省庁間の連携が欠けていることを指摘した。
ホーチミン市計画投資局のチャン・アイン・トゥアン副局長によると、商工省と財務省は実際の市場動向に注意を払うことができておらず、ホーチミン市や南部地域では数週間にわたって多くのガソリンスタンドが燃料切れや販売制限を発表し、人々がガソリンを入手するのに大変苦労する状況となっている。
南部キエンザン省のグエン・ティ・キム・ベー代議員は、「国家機関は市場を綿密に管理し、タイムリーに介入することに失敗した」と述べるとともに、ガソリン供給問題で各省庁が互いに非難し合っている現状を指摘した。
同議員によると、政府は問題の原因を分析し、将来の危機を防ぐために、どの国家管理機関が責任を負うかを明確にする必要がある。
グエン・ホアン・ディエン商工相は「ベトナムはこれまで一度もガソリン不足になったことがない」と述べ、今回のガソリン供給問題は世界的な価格変動による損失の影響で多くのガソリンスタンドが閉鎖されたとして説明した。
今後、同省は地方当局と協力して市場への十分なガソリン供給を確保する一方、管理規定に違反した事業者を罰したり、ライセンスを剥奪したりする予定だという。
ホーチミン市のファン・ヴァン・マイ議長は「ガソリンの不足は食糧難や危機を招く恐れがあり、この問題を軽視してはいけない」と強調した。
同議長は石油管理機関が状況をより詳細に評価し、ハノイ市とホーチミン市、ダナン市、ハイフォン市といった主要経済都市での供給を確保するために、エネルギー備蓄メカニズムを確立することを提案している。
ベトナムは他国から輸入したガソリンか国内の2つの製油所で精製したガソリンが供給されており、国内に1万7000のガソリンスタンドがある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。