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ハノイ市の男性、犬屠殺後に狂犬病で死亡

2022年10月26日(水)10時40分 公開
ハノイ市の男性、犬屠殺後に狂犬病で死亡

<写真:VnExpress>

 

ハノイ市在住の50歳の男性が食肉用に犬2匹を屠殺した2ヵ月後に狂犬病で死亡する事件が発生した。

 

ハノイ市保健局は16日、メリン郡在住の同男性が頭痛と発熱、筋肉痛、呼吸困難、水・風・光に対する恐怖といった症状を発症したことを確認した。

 

2日後に同男性は家族に連れられてメリン郡の総合病院を訪れ、インフルエンザB型陽性として診断された。

 

症状が改善しない同男性は19日にバクマイ病院に移送された。その後、深刻な興奮状態と激しい嘔吐、不整脈、痙攣を起こしたため、同病院の医師は狂犬病への感染を疑い、検体を国立衛生疫学研究所に送付した。

 

同研究所での検査結果で狂犬病ウイルスに陽性であることが判明したが、同男性は同日に息を引き取った。

 

その後の調査で同男性は2ヶ月ほど前に数人の隣人と一緒に、狂犬病の予防接種を受けていない生後5ヶ月の子犬2匹を屠殺したことが判明した。

 

屠殺中に噛まれたり怪我をしたりしたかどうかは不明であるが、同男性も狂犬病の予防接種を受けていないことが明らかになっている。

 

今年1〜9月の間にベトナムでは16の都市と省で狂犬病による死亡例として、昨年比2倍である40件が記録されている。

 

狂犬病は狂犬病に感染している動物に噛まれたり、引っかかれたり、なめられたりすることで感染するが、狂犬病ワクチンや抗狂犬病血清で予防・治療することが可能である。

 

感染した場合の症状は痙攣や麻痺、水や風を怖がるといったものであり、人間も動物もほぼ100%の死亡率となっている。

 

保健省によると、ベトナムには合計約700万頭の犬がいるとされているが、今年上半期に狂犬病の予防接種を受けた犬は40%に過ぎないという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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