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ベトナム観光の象乗りツアー、廃止に向けた新たな資金援助
2022年11月15日(火)14時20分 公開
<写真:VnExpress>
ベトナム最大の象の生息地であるダクラク省は、2026年までに『象乗りツアー』を廃止するように観光地を支援する予定である。
同省は地元の観光地がすべての象乗りツアーを終了させるために、550億ドン(約3億1100万円)を支出することに合意している。
ゾウ保護・野生動物救助センターのチャン・スアン・フック代表は14日、動物アジア基金(AAF)から引き出された基金が象乗りツアー廃止支援とともに、象の世話をするセンターにも提供されることを明らかにした。
この取り組みに関する支援は、今年11月から2026年12月まで行われる予定となっている。
ダクラク省は昨年12月に香港の動物保護団体AAFと「象乗りの観光産業と象の幸福に悪影響を与えるその他の活動を段階的に廃止する協定」を締結した。
この協定の締結によって、同省は象を保護するために象へ優しい観光サービスを提供することになった。
同基金は象の所有者や象使いの収入減を補い、新しいビジネスモデルをサポートすることを目的としている。
ダクラク象保護センターによると、同省内には家畜と野生の象を含め、1980年比で90%減である象140頭しか残っていない。
同省は長年に渡って象乗りや象のサッカー、象のパレードといったツアーで有名となっているが、多くの活動家たちがこの象を利用した観光を『搾取』と表現している。
AAFは2004年からダクラク象保護センターと協力し、国際的な専門家を派遣して象の健康診断や飼育・管理に関する技術的なアドバイスを行っている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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