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テトを前に食品・飲料の価格が高騰
<写真:VnExpress>
11月から野菜や魚介類を含む多くの消費材が2桁の価格高騰に見舞われている。
ホーチミン市1区在住のオアンさんは「ここ数週間、よく買い物に行く伝統的な市場で価格が上昇している」と話す。
4日朝の時点で雷魚が先週から2万ドン(約110円)値上がりして、9万ドン(約497円)で販売されていたという。
チャビン省農業農村開発局によると、ベトナム最大の祝日「テト」に向けた食品を作るため、材料となる魚の需要が増加し価格が上昇し、雷魚など一部の魚は1年前と比較して供給が50〜60%減少していることも値上がりの原因になっている。
また、複数の店舗でソフトドリンクやビールの価格が、1カートンあたり2000〜1万5000ドン(約11〜83円)値上がりしており、輸送費や保管料も上昇しているという。
野菜の価格も上昇しており、カリフラワーは4日時点で1kgあたり7.7%増の7万ドン(約386円)、ネギは1kgあたり15.4%増の7万5000ドン(約414円)となった。
ビンタイン区のバーチウ(Ba Chieu)市場で野菜を販売するフエさんは「価格が今年最高水準に達している」と話す。
ホーチミン市クチ郡のハイノン野菜協同組合(Hai Nong Vegetable Cooperative)のホアン・タイン・ハイ理事によると、11月の長雨により生産高が最大70%減少し、同組合は毎日2.5〜3tの野菜を同市に供給していたが、現在は0.7〜1tに減少しているという。
野菜の栽培コストが前年より40〜50%上昇して記録的な水準に達するとともに、消費量の減少によって農家は減産を余儀なくされている状況である。
ベトナム統計総局によると、11月のベトナムの消費者物価は教育サービスや建設資材のコスト上昇に煽られて前年同月比4.56%上昇した。
2022年最初の11月間で平均消費者物価は前年から3.02%上昇したという。
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