ベトナム消費動向:主食よりも飲料に多くを出費

2023年01月27日(金)11時32分 公開
ベトナム消費動向:主食よりも飲料に多くを出費

<写真:VnExpress>

 

飲食管理システムを提供するiPOS社のレポートによると、多くのベトナム人消費者がコーヒーやタピオカ飲料に主食よりも多くの出費をしている。

 

同レポートはベトナム人消費者3940人を対象にして行われ、回答者の44%が飲料に4万1000〜7万ドン(約227〜387円)、33%が2万〜4万ドン(約111〜221円)を出費すると回答した。

 

この出費金額はベトナムでは高級コーヒーショップであるスターバックス等の飲料価格に相当する。

 

ベトナム人の食費は朝食が1万〜3万ドン(約55〜166円)、昼食と夕食が3万1000〜5万ドン(約171〜277円)程度であり、コーヒーやタピオカ飲料に主食よりも多くの出費をする傾向が明らかになった。

 

また、回答者の半数が誕生日やテト休暇といった特別な日には毎回10万1000〜30万ドン(約559〜1659円)を出費すると回答した。

 

同レポートでは2022年の食品・飲料業界に関する明るい兆しも報告されている。

 

英国の市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルのデータによると、2022年末までにベトナム国内には約33万8600軒の飲食施設があり、店舗数は2016年以降に年平均成長率約2%の増加傾向にある。

 

2022年の業界売上は前年比39%増となる約610兆ドン(約3兆3742億円)に達した。しかし、2022年第4四半期には世界経済減速の影響により、飲食業界は前年同期と比較して減速が記録されている。

 

 

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