ベトナムの食事は塩分過多、人々の9割が過剰に摂取

2023年01月09日(月)11時13分 公開
ベトナムの食事は塩分過多、人々の9割が過剰に摂取

<写真:Tuoi Tre>

 

ベトナム保健省の調査結果によると、ベトナム人の9割が1日の基準を超える塩分を摂取しており、摂取量は最大で1日に10g(男性10.5g、女性8.3g)にもなることが明らかになった。

 

世界保健機関(WHO)の基準では、成人1人当たり1日5g以上の塩分を摂取しないように勧告されている。

 

ベトナム料理は調理の際に塩などの調味料で味付けを行い、食べる際には更にヌックマム(魚醤)などに付けて食べることが通例である。

 

こうした食事方法が塩分過多を引き起こしており、175軍医病院栄養科のレ・ティ・トゥ・ハー医師によると、高血圧や心臓発作、腎不全といった病気増加の一因となっている。

 

また、塩分の高い食品は胃を刺激して炎症を発生させ、がんのリスクを高めるなど、長期的に多くの危険な病気を引き起こす可能性があるという。

 

ハー医師は1日の塩分摂取量を、ヌックマムなどの調味料に含まれる塩分量も含めて1日6g程度にとどめるように呼び掛けている。

 

保健省は以前、高血圧や脳卒中、その他の非伝染性疾患を予防・管理するために、塩分摂取量に関する2018-2025年期間の国家計画を発表した。

 

同計画では製品塩分含有量の公表や高塩分食品の警告、摂取過多による健康被害の警告、塩分最大摂取量の推奨など、食品表示に関する規制を補完するための検討や提案を行うとしている。

 

 

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