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小学校に保護者が侵入、少年2人に暴行を加える
<写真:iStock>
ベトナム南部ビンロン省ビンタン(Binh Tan)郡の小学校に「子どもをいじめられた」と激怒した保護者が侵入し、少年2人に暴力を振るう事件が発生した。
同事件は同郡の第2タンアンタイン小学校( Tan An Thanh 2 Primary School)で発生し、1日にソーシャルメディアユーザーが事件の様子を収めた動画を投稿している。
投稿された約2分間の映像によると、最初に母親が息子Aさんをバイクに乗せて校内に侵入した。
続いて到着した父親が少年Bさんの顔や頭を殴りはじめ、母親も加わった後、息子にBさんの顔を殴らせている。
その後、父親は別の少年Cさんに近づいて暴行を加えた。
同校のチャン・ズイ・メン校長が2日に行った発表によると、事件は1月16日の放課後に発生し、事件当時は10人ほどの児童が校庭で一緒に遊んでいた。
その際に子ども達の間で争いが発生してAさんが殴られ、そのことを知ったAさんの両親が学校に駆けつけ、息子を殴った少年2人に対して暴行を加えた。
学校側がAさんの両親に対し、少年2人とその家族への謝罪を求めたが、Aさんの両親は拒否したという。
その後、殴られた少年2人の家族が地元警察に通報し、仲介に入った地元警察が和解の場を設けた。
和解の場でAさんの両親は謝罪したが、少年2人の家族は謝罪を受け入れなかったという。
メン校長によると、地元警察がもう一度話し合いの場を設ける予定となっている。
その際に当事者達が合意に至らない場合は、法律に従ってAさんの両親を起訴し、罰金を科すことになる。
2021年に発行された政府令では、故意に他人を身体的に虐待したが刑事責任を問われない個人には、500万~800万ドン(約2万7400〜4万3840円)の罰金を科すとされている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。