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ホーチミン市の蟹おこわ、ベトナム全土で人気を集める
<写真:VnExpress>
ホーチミン市のレストランで提供されている蟹のおこわ(Xoi cua)が、過去5年以上に渡りベトナム全土から人気を集めている。
話題となっている蟹のおこわは、皿の中央にもち米を半球状に盛り付け、その上に甲羅、両脇に大きな蟹の爪が2本配置され、蟹の形に見立てられている。
味付けされたもち米の外側はおこげで覆われ、内側には1匹あたり0.5〜1kgの蟹から取れる肉厚で大きな身がふんだんに使用されている。
メコンデルタ地域、特にカマウ省で獲れる蟹は身が甘く、引き締まっており、香りが良いとして人気がある。
ホーチミン市7区の海鮮料理店「Kim Quan」では、蟹のおこわに北部ディエンビエン省産のもち米を使用しており、同省産のもち米は粒が丸く、炊き上がるともち米の一粒一粒がしっかりとして、まとまりやすいという。
同店によると、おこわを作る際はもち米を洗い、一晩水に浸けておくことで米が水分を吸収し、より早く炊き上がり、しっとりとした香り高いもち米ができあがる。
また、もち米は2回蒸すと最も美味しくなるため、1回目に蒸した後に米をかき混ぜて冷まし、その後もう一度蒸すことで日持ちを良くし、乾燥を防ぐことができるという。
おこげはステンレスのボウルの内側に米を薄く塗り、そのボウルを油を熱したフライパンに入れて焼くといった変わった調理法で作られている。
蟹の身は蒸した後に細かく刻んでもち米と混ぜ合わせ、豚肉、揚げたエシャロット、ネギ油を加え、香ばしく仕上げる。
「Kim Quan」で蟹のおこわを食べたというハノイ市出身のトゥオンさんは、あまりのおいしさに持ち帰り用にも注文したという。
蟹のおこわは1人前で2人分程の量があり、1皿57万5000〜115万ドン(約3250〜6500円)で注文することができる。
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