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隣国で鳥インフルエンザ発生、ホーチミン市は感染地域の入国者を監視

2023年02月27日(月)09時55分 公開
隣国で鳥インフルエンザ発生、ホーチミン市は感染地域の入国者を監視

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市人民委員会は26日、ベトナムとの国境に接するカンボジア南東部プレイベン州でH5N1型鳥インフルエンザ感染者2人が記録されたことを受け、発生地域からの入国者を厳しく監視するように要請した。

 

同市人民委員会のドゥオン・アン・ドゥック副委員長が関係当局に送った文書によると、カンボジアから家禽の不法輸送が行われた場合、H5N1ウイルスやその他の鳥インフルエンザウイルスがホーチミン市に侵入する可能性がある。

 

プレイベン州では既に強毒性のH5N1型に感染したケースが2件報告されており、1人が死亡している。

 

ロイター通信によると、カンボジアでは先週の段階で鳥インフルエンザ感染者が2人確認され、少なくとも12人に対して検査が実施された。

 

ベトナム保健省は医療施設で重症肺炎患者、特に鳥インフルエンザ発生地域から帰国した患者を監視し、病気の原因を調査・把握するためにサンプル収集を行うという。

 

また、ホーチミン市は感染発生地域からの入国者を厳しく監視するとともに国境を通じてベトナムに入る家禽を検査し、鳥インフルエンザの初期発生や感染が疑われる原因不明の肺炎を早期検出しなければならない。

 

農業農村開発省はH5N1ウイルス対策として、港だけではなく、国境での監視を強化するように地方へ要請している。

 

人々が咳や発熱、胸痛、呼吸困難といったH5N1ウイルス感染の兆候を示した場合、当局は調査を行い、感染の疑いがあるケースを検疫や検査のために早期的に発見しなければならない。

 

昨年10月には北部フート省で8年ぶりとなるA/H5N1型鳥インフルエンザのヒト感染が記録され、感染した女児(5)は発病1週間前に鳥インフルエンザに感染した鶏やアヒルの肉を摂取していた。

 

ベトナムでは2003年以降にH5N1ウイルスによるヒト感染例が128件、死者64人が記録されている。

 

ロイター通信によると、2020年に出現したH5N1の新型「クレード2.3.4.4b」がここ数カ月にわたって野鳥と家禽に記録的な大量死をもたらし、哺乳類にも感染しているという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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