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2023年の東南アジア競技大会、資金不足でベトナム代表団は縮小
<写真:Tuoi Tre>
ベトナムは来月カンボジアで開催される「2023年東南アジア競技大会(SEA Games)」に約1000人からなるスポーツ代表団を派遣する予定であったが、資金不足が原因で人員を約900人に縮小することが明らかになった。
当初は1018人の選手やコーチ、スタッフを派遣して37競技中31競技に出場し、90〜120個の金メダル獲得によってトップ3以内の大会成績を目標としていた。
同大会は5月5日〜17日に掛けてカンボジアのプノンペンとシェムリアップ州、シアヌークビル州、カンポット州、ケップ州で開催される予定である。
ベトナムスポーツ局は先週、代表団削減を議題とする緊急会議を開催した後、報道機関に対して「今年のSEA Gamesは多くのベトナム人選手とコーチが参加しない可能性がある」と発表を行った。
代表団の削減は資金不足を理由としており、当初の計画である1018人から約900人に代表団を削減し、成績の劣る約30人の選手が出場見送りとなる。代表団責任者のチャン・ドゥック・ファン氏によると、スポーツ選手総数は714人となる予定である。
見送りとなった選手は地方や所属する競技連盟から資金援助が得られれば同大会へ参加できる可能性もあるが、残された時間や非効率的な連盟運営等を鑑みると出場機会を得る可能性は限られている。
ベトナムは2019年にフィリピンで同大会が開催された際に856人の代表団を派遣し、昨年ベトナムが開催国となった際には選手951人とコーチ250人、専門家30人、チームマネージャー46人、計1277人の代表団を擁していた。
同国は昨年の大会で金メダル205個と銀メダル125個、銅メダル116個を獲得して1位となり、同大会における金メダル獲得数の新記録を樹立している。
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