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第31回東南アジア競技大会、ベトナム人選手2人がドーピング
<写真:VN Express>
5月に開催された第31回東南アジア競技大会(SEA GAMES 31)で禁止薬物の陽性反応が検出されたサンプルのうち、2つがベトナム人選手のものであることが明らかになった。
地元報道機関の情報筋によると、陽性反応が検出されたのは陸上競技で金メダルと銀メダルを獲得した選手2人である可能性が高い。
選手2人に対して再検査が行われる予定であり、陽性反応が確認されればメダル剥奪と長期出場停止の処分を受けることになる。
ベトナムのスポーツ当局は選手の身元を明らかにしておらず、同大会の保健委員会は「結果が十分に報告されていないため、ドーピングをしたベトナム人選手の正確な数は分からない」と述べている。
同大会では多くの参加国の選手から禁止薬物の陽性反応が確認されているという。
シンガポール国防省は8月、水泳のジョセフ・スクーリング選手とアマンダ・リム選手がトレーニングと競技中に禁止薬物を使用したことを発表した。
しかし、ドーピング検査の結果がまだ出ていないため、現段階で2人のメダルは剥奪されていない。
14日午後、ベトナムボディビル&ウェイトリフティング連盟の代表者は選手らの検査を行い、6人が禁止薬物で陽性であることを確認して失格処分とした。
第31回SEA GAMESは2022年5月12日〜23日までハノイ市とその近隣の省で開催され、東南アジア11カ国から1万人以上の選手や役員、審判が参加した。
40競技、526種目が行われた同大会にベトナムからは選手956人を含む1341人が参加し、金メダル205個、銀メダル125個、銅メダル116個を獲得して総合1位を獲得した。
大会の開催期間中には選手約1000人に対して無作為のドーピング検査が行われていた。
ベトナムでは2003年の東南アジア競技大会以来、19件のドーピング事例が記録されている。
これらの事例のほとんどは利尿剤やブースターなど検出が容易な一般的に使用される薬物で、ドーピングに関する知識の欠如が原因であるという。
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