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飲酒運転検問で男性が逆上、ナイフで刺された警官が重傷

2023年05月18日(木)10時47分 公開
飲酒運転検問で男性が逆上、ナイフで刺された警官が重傷

<写真:VnExpress>

 

ベトナム北部バクカン省で交通違反の取り締まりを行っていた警察官が、飲酒運転をしていた男にナイフで刺されて重傷を負う事件が発生した。

 

負傷した警察官のユオン・スアン・キエム少佐は15日夜に実施された検問で、バイクを運転していたグエン・バン・ミン容疑者(69)の飲酒検査を行った。

 

ミン容疑者の呼気からは0.943mg/lのアルコール濃度が検出され、キエム少佐は同容疑者にバイクから降車するように命じた。

 

同容疑者はキエム少佐の指示に一度は従ったが、すぐにその場から逃走してしまった。

 

10分後、検問場所にナイフを持ったミン容疑者が現れ、報告書の記入を行っていたキエム少佐の右脇腹を刺した。

 

同容疑者は他の警察官に制圧・逮捕され、取り調べに対し「飲酒運転検査に腹が立った。復讐したかった」と供述しているという。

 

キエム少佐は同省総合病院に搬送されたが、状態が重篤であったため、隣接するタイグエン省のタイグエン中央病院に移送され、現在も同病院で治療を受けている。

 

ベトナムの法律ではアルコールが体内に存在する状態で運転した場合、罰金または刑事責任を問われる。

 

現在の規定ではアルコール濃度が血液で80mg/100ml以上、呼気で0.4mg/l以上の場合には最高で3000万~4000万ドン(約17万6000~23万5000円)の罰金が科されるが、飲酒運転が刑事訴追されるケースは事故などを引き起こした場合のみである。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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