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ベトナムの農林水産物輸出、5カ月で11%減
<写真:VnExpress>
農業農村開発省(MARD)によると、2023年1~5月の農林水産物輸出額は前年同期比11.1%減となる推定202億6000万ドル(約2兆8300億円)となったことが明らかになった。
輸入は前年同期比8.7%減の131億5000万ドル(約1兆8400億円)、5カ月間の貿易黒字は21.1%減の35億5000万ドル(約4964億3900万円)となっている。
5月単月の輸出額は前年同期比3.5%減の48億5000万ドル(約6782億3400万円)であった。
MARDによると、中国や日本、その他アジア諸国といった主要市場への出荷が徐々に成長を取り戻しているが、世界経済の不確実性や一部先進国の高インフレ、欧米一部大市場での金融引き締めなどにより、企業は注文の獲得や履行に困難を感じている。
5ヶ月間の輸出収入のうち農産物が9.9%増の103億ドル(約1兆4400億円)、畜産物が34.5%増の1億9000万ドル(約265億6800万円)、水産物が25.9%減の34億7000万ドル(約4852億300万円)、林産物が26.8%減の55億2000万ドル(約7718億5000万円)となった。
米が49%増、果物・野菜が39%増、カシューナッツが5.5%増、肉・副産物が59%増、コーヒーが0.2%増など、多くの品目が前年同期を上回る輸出額を記録した。
一方で、ゴムが24%減、茶が19%減、トウガラシが10%減、キャッサバおよび関連製品が14.3%減、トラフグが40.7%減、エビが34.4%減、木材・木製品が27.3%減などの減少品もあった。
ベトナムはアジア向け輸出のみが2.3%増加し、その他地域は米州が34.6%減、欧州が13.2%減、アフリカが5.6%減、オセアニアが28%減となっている。
中国と米国、日本がベトナム農林水産物の最大市場であることに変わりはなく、中国への輸出は前年比2.9%増で全体の20.4%を占め、米国は35.2%減で19.8%で、日本は1.2%減で7.8%であった。
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