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需要と生産コストの低下、食品価格が急落
＜写真：VnExpress＞
需要の落ち込みと投入資材の価格低下により、食料品や食品を中心とした多くの商品価格が急落している。
ホーチミン市タンビン区で履物業を営むオアン氏によると、卵と肉、野菜の価格は1年前と比較して10～30％下がり、中には半額になったものもある。
スーパーマーケットや伝統的な市場では緑黄色野菜の価格が最も低下し、レタスとクレソン、ブロッコリーは30％、トマトとキュウリ、ネギは50％、生肉は10～30％、果物は10～20％値下がりしている。
トレーダーによると、低価格の原因は需要の低迷と豊富な供給量にある。
同市ゴーバップ区のソムモイ（Xom Moi）市場で野菜を販売するヒエン氏によると、需要は昨年より20～30％減少している。
農業農村開発省の発表では、家畜と家禽、野菜の供給量が今年1月〜5月に前年同期比3〜5％増加し、多くの商品の価格が急激に低下したことが明らかになった。
また、1月〜6月にガソリンと石油価格が30％下落して輸送費は5〜7％減少し、商品価格の下落に影響を与えている。
RON 95 IIIガソリンは2022年6月21日の1リットルあたり3万2870ドン（約200円）であったが、現在は2万2010ドン（約135円）まで下落しており、同市の運送業者によると、運賃は500km以上の距離で10～25％低下し、貨物1kg当たり1500ドン（約9円）となった。
国際通貨基金（IMF）によると、今年1月～5月に世界の基本食料価格が前年同期比で21％下落し、国連食糧農業機関によると、穀物や牛乳、食用油といった主食の価格は過去1年で22％下落した。
パーム油や大豆油、ブドウ種子油、ヒマワリ種子油などの植物油の価格は48％急落している。
世界銀行のアイハン・コセ副チーフエコノミストによると、経済成長が鈍化し、武力紛争やパンデミックの影響で需要が弱まったため、世界の基礎商品価格は下落傾向にある。
ホーチミン市の小売業者は、祭りがある第3四半期に消費市場が回復すると予想している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
