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ホーチミン市の完成しない浸食防止堤防、一部完成箇所も侵食被害に

2023年07月26日(水)11時47分 公開
ホーチミン市の完成しない浸食防止堤防、一部完成箇所も侵食被害に

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市ビンタイン区タインダ(Thanh Da)地区の半島では、浸食からの保護を目的としてサイゴン川沿いに堤防を建設するプロジェクトが計画されているが、2006年に着手された工事は以前として未完成の状態に留まっている。

 

タインダ半島は同市中心部から約5kmの場所にあり、面積は635haにも及ぶ。サイゴン川とタインダ運河に囲まれて侵食されやすい地形となっており、同市は2006年に浸食防止堤防を建設するプロジェクトを開始した。

 

同プロジェクトは4つの工区に分けられ、現時点では1100億ドン(約6億5500万円)を掛けた2km以上の長さを持つ第1工区のみが完成している。合計9kmに及ぶ残りの区間は遅延の後、7〜8年前に建設が始まったが、完成間近の区間はない。

 

全長2.8km、総工費3190億ドン(約19億円)の第2工区は堤防が未完成で、建築資材が川岸に散乱したまま放置され、特に危険な浸食の恐れがある場所のリストに残っている。

 

また、全長2.7km、総工費3800億ドン(約22億6400万円)を超える第4工区の工事は中断された状態である。第3工区は長さ4km、総工費6430億ドン(約38億3200万円)で建設が進められている。

 

地元住民によると、数年前に請負業者が杭を建てて堤防の区域画定を行ったが、それ以降は何の作業も行われていない。

 

同プロジェクトを管理する交通事業建設投資プロジェクト管理機構は最近、7月と8月中に第2工区と第4工区を建設する2つの請負業者との契約を終了し、プロジェクト全体の進捗に影響を及ぼしている請負業者の遅刻に対する対処法を打ち出すことを発表した。

 

第1工区は完成済みであるが、6月下旬に長さ120mにおよぶ箇所が浸食され、13世帯が引っ越しを余儀なくされた。同箇所の周辺地域の運河堤防は沈下し続けているという。

 

交通運輸省によると、原因と対策を正確に評価するためには地形、地質、水文学に関するより多くの現地調査とデータが必要である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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