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ハノイ動物園の鎖に繋がれたゾウ、解放を求める動きが拡大

2023年08月17日(木)14時06分 公開
ハノイ動物園の鎖に繋がれたゾウ、解放を求める動きが拡大

<写真:VnExpress>

 

ハノイ動物園で年老いたゾウが2頭が鎖に繋がれて飼育されている状況に、ベトナム国内で怒りの声が上がっている。

 

動物愛護団体や多くの市民は、ゾウ2頭をより良い環境である国立公園に移すように求めており、オンライン署名にはすでに7万人近くが署名した。

 

この問題は過去数週間で国営メディアにも頻繁に取り上げられており、16日朝には2頭が鎖に足を繋がれた状態で飼育員から草やサトウキビを与えられていたという。

 

動物園の職員はAFPに対して「ゾウはかなり凶暴で、電気柵が壊れているため鎖で繋ぐしかなかった」と説明している。

 

職員によると、ゾウ2頭は2010年と2014年にベトナム南部と中央高地から動物園に移されており、同じ群れにいたゾウではないためけんかを防ぐ必要があった。

 

また、2頭には適切なケアを提供し、餌は1日3回与えているという。

 

動物愛護団体「アニマルズ・アジア」はハノイ市当局に対して、2頭を中央高原のヨックドン国立公園内に移すように求める書簡を送った。

 

一方、動物園のレー・シ・ズン園長は、2頭の解放に関する動きを「非論理的」と批判し、2頭が自然に戻ると生き残れない可能性があるとの見解を示している。

 

アニマルズ・アジアのデビッド・ニール氏は、ゾウ2頭がストレスを感じていることを指摘し、ヨックドン国立公園が2頭にとって理想的な環境であると強調した。

 

ソーシャルメディアではこの状況を批判する声が上がっており、「ハノイの動物園は刑務所のよう」との声も上がっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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