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モバイルワールドが業績低迷、第4四半期に200店舗の閉鎖を計画
<写真:banker.vn>
ベトナムの大手電子製品販売企業モバイルワールド(MWG)は、2023年第4四半期に約200店舗の閉鎖を計画していることが明らかとなった。
同計画は同社が最近発表した業績低迷の結果として行われる措置である。
同社は10月に11兆1900億ドン(約687億6630万円)の売上を記録し、年間累計売上は70兆2000億ドン(約4314億310万円)に達していたが、これは前年同期比21%の減少を意味する。
10月の売上は前年同期比5%減少していたが、9月と比較して8%増加した。
この増加は新しいiPhone製品の発売による効果が大きいとされている。
オンライン売上に関しては、年初からの10ヶ月間で約13兆3000億ドン(約817億3300万円)に達したが、これも前年同期比で13%の減少である。
同社は経営の効率化とコスト削減を目指し、第4四半期に業務再構築を積極的に進める計画を発表している。
同計画の一環として、売上と利益が不十分な店舗を閉鎖することを検討しており、その数は約200店舗に上ると見込まれる。
2023年10月時点でテーゾイジードン(Thế Giới Di Động)の店舗数は1158店舗、そのうちTOPZONEブランドの店舗数は99店舗、ディエン・マイ・サイン(Điện máy Xanh)ブランドの店舗数は2281店舗である。
さらに、同社は全ての部門の活動を見直し、効率的な運営に向けて核となる業務に注力しており、一部の店舗は11月に業務をディエン・マイ・サインに移行している。
同社はこれまで利益が出ない場合には、試験運用中のチェーン店を除くテーゾイジードン、ディエン・マイ・サイン、バック・ホア・サイン(Bách hóa Xanh)などの大規模チェーン店の店舗を閉鎖するという明確な戦略を採ってきた。
また、10日にはシンガポールに拠点を置くArisaig Partners(Asia)が、モバイルワールドの株式11万4000株を売却し、持ち株比率を5.005%から4.997%に減少させ、同社の主要株主から外れるという動きも見られている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。