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23年の海外送金が過去最高に、ホーチミンが50%以上を占める
<写真:thuongtruong.com.vn>
2023年にベトナムへの海外送金額が過去最高を記録し、国の経済発展と国民の生活向上に重要な役割を果たした。
世界銀行(WB)の推定によると、2023年のベトナムへの送金額は140億ドル(約2兆660億円)に達し、ベトナム国家銀行の予測では、2022年と比較して25〜30%の増加となる見込みである。
特に、ホーチミン市への送金額は約90億ドル(約1兆3280億円)で、2022年と比較して35%増加した。
これは同市が過去に記録した最高の送金額であり、同市に対する海外直接投資(FDI)の34億ドル(約5017億5160万円)と比較して約3倍の額である。
また、同市への送金は国全体の送金の約55〜60%を占めている。
パンデミック後の経済的困難を背景に、多くの国が出入国管理の規制緩和や保健政策の緩和を始めたことが、送金の増加に寄与した。
これによって海外での労働者数が増加し、ベトナムへの送金額も増加しており、経済的困難にもかかわらず、在外ベトナム人は家族や故郷への支援を続けている。
ベトナム国家委員会によると、2023年の在外ベトナム人のコミュニティは、数量的にも構成的にも拡大を続けており、世界130か国と地域に約600万人が住み、その80%以上が先進国に居住する。
送金の主な源泉国はベトナム人移民と居住者が最も多い米国が最大であり、次いでイギリスとオーストラリア、カナダが続いている。
労働者の海外派遣に関しては、日本と韓国、台湾からの送金が主流である。
ベトナムへの送金は過去10年間で、国の経済において重要な役割を果たしてきた。
全世界的な経済状況の影響を受けながらも、ベトナムへの送金は一貫して世界で最も多い送金を受け取る国のトップ10にランクインし、アジア太平洋地域ではトップ3に位置する。
送金は外貨需給のバランスを保証し、通貨政策、為替レート、外国為替市場への支援に貢献している。
世界銀行の予測では、2024年にベトナムへの送金は144億ドル(約2兆1250億円)に達する。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。