南部統一鉄道、トンネル崩落で一時麻痺

2024年04月17日(水)08時00分 公開
南部統一鉄道、トンネル崩落で一時麻痺

<写真:baomoi.com>

 

ベトナム北部と南部を結ぶ南北統一鉄道路線において、トンネルの崩壊が発生し、数日間にわたって鉄道運行が停止された。

 

鉄道局および専門家による初期評価では、このトンネルは長年にわたって使用されており、地質が複雑で、長期にわたる風化作用によって岩石の結合が失われたとされている。

 

工事現場でトンネルの構造を段階的に剥がしていく過程で、今回の崩壊が発生したという。

 

交通運輸省の現地調査チームは、事故現場であるバイゾートンネルを訪れ、崩壊の原因と対策を評価した。

 

南北統一鉄道線には他にも弱点がある8つのトンネルが存在するが、その中でもバイゾートンネルの土砂崩れが最も大きかったと報告されている。

 

復旧工事が14日から開始され、山からトンネルの天井部にコンクリートを注入するための掘削が行われた。

 

予定されている9箇所の掘削穴のうち、すでに2箇所が完成し、深さは15〜23mに達している。コンクリートが固まった後、作業員がトンネル内の土砂を除去し、運搬する予定である。

 

バイゾートンネルは、カンホア省ヴァンニン郡ダイラン村に位置する、長さ約900mのトンネルである。

 

このトンネルは1930年にフランスによって建設されて1936年に使用が開始され、長年にわたって何度も修復が行われている。

 

この鉄道トンネルの修復と強化作業は、ハノイ市からホーチミン市までの鉄道線の一環として、駅の新設と既存の駅の改修を組み合わせたプロジェクトの一部である。

 

現在、南北統一鉄道の列車は毎日発着しているが、事故現場付近で乗客は道路輸送に切り替えられる。

 

この事故によって貨物輸送にも影響が出ており、14の貨物列車が運行を停止し、急ぎの荷物を含む多くの貨物が道路輸送に切り替えられている。

 

 

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