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ベトナムの実業家女性、外国人から320万ドルを詐取
<写真:24h.com.vn>
ホーチミン市人民裁判所は16日、詐欺および資産横領の容疑でトゥオン・ティ・キム・ソアン被告に対する初審を行った。
ソアン被告はティエンアン鉱物会社の代表で、鉱物採掘の仲介業者であり、パナマ文書に名前が記載されているベトナム人189人の1人である。
裁判では、2013年4月から2017年1月までの間に、オーストラリア国籍のジョン・クーン氏がビントゥアン省バクビン郡にあるタイタン鉱山「サオマイ」の採掘権を購入しようとしている際に、ソアン被告が信頼を得るために詐欺的行為を行ったことが明らかにされた。
ソアン被告はクーン氏をサオマイ社の社長と会わせ、サオマイ鉱山を調査させた後、クーン氏が直接交渉すると価格が上がるとして、自らがサオマイ社の株を購入してクーン氏に転売することを提案した。
この計画を実行するため、ソアン被告は自身とレ・クオック・ソン氏が所有するティエンビン社を設立し、サオマイ社の株を100%取得した。
その後、ティエンビン社の株をクーン氏が所有するハッピータウン社に譲渡する契約を二度結び、企業グループの構造図を作成し、クーン氏のフォーチュンカムデベロップメント社がサオマイ社の株60%を実質的に所有していることを示したという。
しかし、ソアン被告はハッピータウン社の代表でクーン氏の秘書であるワン・ディ氏の偽造署名を使い、その株を自身と母親のレ・ティ・サ氏に譲渡し、企業登記を変更してハッピータウン社の出資分を除外した。
これにより、クーン氏はサオマイ鉱山及びティエンビン社の株を一切所有していない状態となった。
最終的にソアン被告はサオマイ鉱山を他の三者に500億ドン(約3億580万円)で売却した。これはクーン氏に一切通知されていなかった。
捜査当局は、ソアン被告がクーン氏から受け取った総額を320万ドル(約4億9495万円)と断定し、これがサオマイ社株購入のための投資金であったことを明らかにした。
ソアン被告は現在までに、減刑を求めて200億ドン(約1億2232万円)を返済している。
裁判において、ソアン被告は起訴内容を全面的に否認し、自身はクーン氏とサオマイ鉱山の売買に関するどのような合意もしておらず、受け取った320万ドルは他の鉱山プロジェクトへの投資金であったと主張している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。