おすすめのプロモーション
生野菜好きの男性、空芯菜で肝吸虫に感染
<写真:dantri.com.vn>
生野菜の摂取が原因で、肝吸虫に感染した男性が発見された。N.T.D.氏(39)は、中央熱帯病院で診察を受け、肝臓に寄生虫がいることが判明した。
D氏は急性白血病を患っており、中央血液学・輸血研究所で5回の化学療法を受けていた。しかし、再診時に咳と発熱の症状が見られ、腹部超音波検査で肝臓に異常が発見された。診断の結果、肝膿瘍が疑われ、中央熱帯病院に転院して検査と治療が行われた。
D氏は生野菜、特に池や湖で育った空心菜や生のネギを頻繁に摂取する習慣があり、焼き魚やローストダック、蒸しダックを生野菜と共に食べることが多かった。この習慣は入院中でも続いていた。
中央熱帯病院の内科副主任であるヴー・ミン・ディエン博士は、D氏の症状と生活習慣から肝吸虫症を疑った。初期の検査で好酸球が高値を示し、肝臓のMRI画像も肝吸虫症を示唆していた。
肝吸虫症は右季肋部の鈍痛、疲労感、腹部膨満感、消化不良などの症状が現れることがある。慢性の肝吸虫症は治療を受けないと、胆管炎、胆石症、胆嚢炎、膵炎、胆管線維症、肝硬変などの合併症を引き起こす可能性がある。
肝吸虫は水生植物や汚染された水を通じて感染することが多い。寄生虫の卵は水中で孵化し、第一中間宿主である貝類に寄生する。その後、尾腺幼虫となり、水生植物に付着して被嚢幼虫に成長する。
人間や牛がこれらの水生植物や汚染された水を摂取すると感染が成立することになる。肝吸虫は胃を通過した後、十二指腸に達してから肝臓に移動し、肝組織に損傷を与える。
ディエン博士によると、この病気は食習慣に関連しているため、予防が非常に重要である。水生植物を生で食べることや生水の摂取を避ける必要があるという。
また、感染の疑いがある場合は、専門医療機関で診断と治療を受けることが推奨される。特に、水生植物を生で食べる習慣がある人は、定期的な健康診断を受けるべきである。
2023年の統計によれば、肝吸虫症の治療を受けた患者は1万2000人以上に上る。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。