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韓国のウォン安、在韓ベトナム人労働者に影響大

2024年05月31日(金)07時00分 公開
韓国のウォン安、在韓ベトナム人労働者に影響大

<写真:tuoitre.vn>

 

ウォン安は韓国在住のベトナム人の生活に大きな影響を及ぼしているが、多くの若者は韓国で働く意欲を失っていないという。

 

2024年初頭からウォンは米ドルに対して5.66%下落しており、韓国で就労するベトナム人労働者は生活費の増加に対して賃金が追いつかず、厳しい状況に直面している。

 

ブチョンにある部品工場で就労する技術者のニン氏(33)は、ウォン安によって家族への送金額が減少しているという。

 

ニン氏は「海外で働くには多くの費用がかかり、多くの人が借金を抱えている。給与を受け取るたびに送金しなければならない。現在、250万ウォン(約28万5700円)を送金すると、2019年と比較して約500万ドン(約3万850円)少なくなってしまう」と説明する。

 

ニン氏によると、ウォンの回復を待つだけではなく、労働者はスキルを向上させ、生産性を高め、雇用者に生活支援を提案するか、副業を検討する必要があるが、韓国の労働規則を違反しないように注意が必要である。

 

テジョンで留学中のチャン氏は家賃や光熱費だけで約80万ウォン(約9万1400円)を支払い、その他にも保険料、交通費、その他の出費を支払わなければならない。

 

生活費が固定費で削減し辛く、学費の負担が大きいため、飲食店でのアルバイトや農作物の収穫手伝いで月に約3700万ドン(約22万8300円)を稼いでいるという。

 

また、ソウルで化粧品の輸入販売を行うアイン氏は「韓国に長く在住する人々は、ウォン安に対応するための準備と計画をしっかりとしているが、新しく来た人々には困難が避けられない。特に、身寄りがなく、収入の良い仕事のスキルがない場合は厳しい」と説明している。

 

労働・傷病兵・社会問題省によると、2024年の第1回韓国語試験には、韓国で就労を希望する労働者のためのEPSプログラムの総定員は1万5400人であったが、約4万5000人が受験登録した。

 

希望者は製造業、建設業、農業、漁業の4つの職種に集中しており、試験会場はホーチミン市、ハノイ市、ダナン市、タインホア市に設置されている。

 

韓国留学を検討していたハノイ市出身のイエン氏(23)は、機会があれば韓国で就労経験を積みたいと考えていたが、ウォン安について知り、出発前に対策を立てるために先に韓国にいる親族に相談しているという。

 

イエン氏は「韓国に行くことが長い間の夢であった。学習環境や就職機会について詳しく調べた後、2024年末には韓国に渡り、目標を達成したい」と語る。

 

一方、ホアン氏(20)は、ウォンの不安定さと家族から離れることに対して不安を感じている。

 

しかし、家族がホアン氏の韓国での仕事に多大な投資をしているため、出発前に懸命に韓国語を学び、スキルを磨くことを決意した。

 

ホアン氏によると、韓国に行くためには学費の他に航空券代、出国手続き費用、その他の費用がかかり、合計で2億ドン以上(約123万4000円)が必要である。

 

ホアン氏は、韓国で適した仕事を見つけ、月に3500万~5000万ドン(約21万6000〜30万8500円)の収入を得られることを期待しているという。

 

労働・傷病兵・社会問題省の海外労働管理局は副業による収入増加に関して、経済的困難に直面する可能性があるとしても、契約に違反して違法に働くことは避けるべきであると強調している。

 

取り締まりを受けた場合、軽微な違反では行政罰や国外追放の措置が取られ、重篤な場合は刑罰や入国禁止が科されることがある。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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