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ベトナム史上最大の横領事件、被告を新たな罪状で起訴

2024年06月07日(金)07時00分 公開
ベトナム史上最大の横領事件、被告を新たな罪状で起訴

<写真:dantri.com.vn>

 

公安省はヴァンティンファットグループ及び関連組織で発生した事件に関して、チュオン・ミー・ラン被告と被告33人に対し、事件の第2段階として3つの罪状で起訴を求めた。

 

同省捜査機関は、刑事事件番号13/QĐ-CSKT-P2の調査報告を発表し、被告らを詐欺による財産取得、資金洗浄、および不法な商品・貨幣の国境越え輸送の3つの罪状で起訴するように求めている。

 

この事件に関連して、同省が5月中旬に発表した内容によれば、2018年から2020年にかけて、同グループと関連組織3社が違法行為を行い、30兆810億ドン(約1849億6618万円)相当の債券25件を発行し、これを購入者に販売して資金を集め、不正に取得した。

 

捜査結果に基づき、同省捜査機関は、4社が発行した25の債券を所有する債権者が、この事件の被害者であると特定した。

 

4月11日、同市人民裁判所は、同グループの会長であるラン被告に対して、信用機関の貸付規定違反、賄賂供与、財産横領の罪で死刑判決を下した。

 

他の被告たちは、財産横領、賄賂受領、重大な結果を招いた責任の欠如、信用機関の貸付規定違反などの罪で、執行猶予3年から終身刑までの刑罰を受けた。

 

事件の記録と法廷での審査結果に基づき、裁判所はラン被告が同グループ及びそのエコシステムに属する多数の会社の所有者であると認定した。

 

ラン被告は罪状を否認したが、裁判所はラン被告がSCB銀行の91.5%以上の株式を保有し、SCBをほぼ完全に支配していたことを確認した。

 

ラン被告とその弁護士が主張する「保有株は15%で、残りは外国人株主と友人名義である」という証言には根拠がないと判断された。

 

また、裁判所は被告たちが法律を無視し、書類を後で正当化する形で資金を先に支払ったと認定した。

 

ラン被告はSCBで最高の決定権を持ち、財産横領の罪の主体としての要件を満たしているとされ、弁護士の主張は受け入れられなかった。

 

裁判所は被告たちが起訴された罪状に対して十分な証拠があると認めた。

 

ラン被告と共犯者による行為は、SCBに重大な損害を与え、銀行を流動性危機に陥れ、顧客や市民に不安を引き起こした。全86人の被告の行為は組織的であり、ラン被告が首謀者であった。

 

さらに、裁判所はラン被告に対し、2022年10月17日時点での1243件の未払い貸付金、合計673兆8490億ドン(約4兆1434億円)の弁済を命じた。

 

また、同グループ所有または名義人による不動産、株式、土地使用権証書、預金証書などの財産を差し押さえ、関連する多くの財産も差し押さえるよう決定し、多くの点を明確にするように勧告した。

 

4月26日、被告は拘置所から第一審判決全体に対する控訴を提出した。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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