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みんな大好きバインミー、ハノイとホーチミンの違いは?
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<写真:dantri-com-vn>
ハノイのバインミーは軽いパリッとした皮と薄い具材であるのに対し、ホーチミンのバインミーは豊富な具材とたっぷりのソースが特徴である。
ベトナムの誇りであるバインミーは、外国人旅行者や国際メディアから絶賛され続けている。
Tasting Tableによると、ベトナムのバインミーはパリッとした皮と洗練された具材が特徴であり、フランスのバゲットとは異なって軽やかで独特の風味がある。
ベトナム人はフランスのバゲットを基にして、独自の具材を加えて改良し、象徴的な料理へと進化させた。
バインミーは2011年にオックスフォード英語辞典に掲載されており、今や多くの旅行・グルメフォーラムで、ベトナム訪問時に必ず試すべき料理として取り上げられている。
料理研究家のタイン・ホア氏によると、バインミーはベトナム全国で親しまれ、多様な具材の組み合わせで独特の風味を持つ。
しかし、各地域によって味付けが異なり、地域特有の特徴がある。例えば、ハノイとホーチミンのバインミーを比較すると、具材とソースの違いが大きい。
ハノイの伝統的なバインミーは、パテ、豚肉、卵焼き、ベトナムハムを基本とし、香草やキュウリ、少量のチリソースを加えてシンプルに仕上げる。
現在ではハノイのバインミーも変化しており、焼肉やハム、チャーシューを具材にしたものも増えている。
ハノイのバインミーは薄めの具材とパリッとした皮が特徴で、ビフテキや目玉焼き、フライドポテトが乗ったバインミーも人気である。
一方、ホーチミンのバインミーは豊富な具材とソースが特徴で、焼肉、ローストポーク、臓物、ハム、パテ、シュウマイなど、さまざまな具材が選択可能となっている。
最近では、ボーロットやスペアリブ、タピオカ入りバインミーなども登場した。
ホーチミンのバインミーは大きめのサイズで具材がたっぷり入っており、香草やピクルス、濃厚なソースがたっぷりとかかっている点が特徴である。
さらに、各店特有のソースが重要な要素であり、ハノイのパテは脂っこい豚肉のスライスが特徴であるのに対し、ホーチミンではバターソースやトマトマヨネーズ、シュウマイソースなどが使われる。
また、ホーチミンでは中華料理の影響を受けて、カレーや内臓料理とバインミーを組み合わせることもあり、相性は抜群である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。