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繰り返し捨てられる豚の死骸、住民が強烈な悪臭に辟易
<写真:laodong.vn>
クアンビン省クアンニン郡ヴァンニン村では過去半月にわたり、住民が強烈な悪臭に悩まされている。
この悪臭は村内の田畑や墓地周辺に放置された豚数十匹の死骸から発生しているものである。
同村の田畑では用水路の近くに無造作に置かれた袋が散乱しており、その多くには豚の死骸が詰められている。
また、墓地の隣には腐敗が進行した豚2匹の死骸が50mも離れずに放置されており、悪臭が広がった状態である。
住民によると、放置された豚の死骸は数十匹に上り、一度は集めて埋葬したが、翌朝には再び田畑や道路に豚の死骸が見つかるという。
田畑や墓地の近くに放置された死骸により、空気や水質への影響が懸念され、地域の他の豚にも感染が広がる危険がある。
死骸が放置された場所から約100mのところには大規模な養豚場があり、その所有者は30頭の繁殖用豚と200頭の肉豚を飼育している。
この養豚場の所有者も、感染の危険に常に脅かされていると訴え、養豚場の前にも多くの死骸が放置されているため、豚舎に入る前には念入りな消毒を行っているという。
約1週間前には、住民や養豚場の所有者が共同で約30匹の死骸を集めて埋葬し、「豚の死骸を捨てるな」という看板を立てた。
しかし、翌朝には再び田畑や用水路に豚の死骸が放置されているのが発見された。
村の道沿い約500mには雑草が茂る一角があり、そこには豚の死骸が集積され、ハエやウジが発生している。
同村のグエン・フウ・ルオン村長によると、村内には約3万頭の豚と4つの大規模な養豚場がある。
住民や業者の予測では、長引く暑さが原因で豚の大量死が発生している。
ルオン村長は増加する豚の死骸を受け、関連機関に報告し、検査を依頼した。結果が出次第、必要に応じて疫病の発生を宣言する予定であるという。
同村当局は、監視とパトロールを強化しているが、犯人は人通りの少ない時間帯に死骸を捨てるため、現行犯での摘発は難しい状況である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。