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電子タバコに潜む薬物の危険性、多臓器不全で入院

2024年07月18日(木)07時00分 公開
電子タバコに潜む薬物の危険性、多臓器不全で入院

<写真:tuoitre.vn>

 

最近、電子タバコの使用により多臓器不全で入院する若者が増えている。ハノイ市では男子学生A(20)が電子タバコ使用後に痙攣を起こし、意識不明の状態で緊急搬送された。

 

バクマイ病院中毒センターによると、Aは以前から電子タバコを頻繁に使用しており、2023年にも同様の中毒症状で入院していた。

 

今回は早朝4時頃に家族がAが部屋で痙攣している姿を発見し、緊急搬送した。

 

入院時、Aは昏睡状態で呼吸不全、多臓器不全、脳と心臓の損傷、重度の代謝性アシドーシス、腎不全の症状を示していた。

 

電子タバコのサンプル検査結果では、成分に合成大麻が含まれていることが明らかになった。

 

同じくバクマイ病院中毒センターでは、男性B(23)が電子タバコによる中毒で入院した事例も報告されている。Bも痙攣、昏睡、呼吸不全、腎不全の状態で搬送された。

 

また、女性C(26)が不明な成分のキャンディを摂取した後、昏睡、痙攣、多臓器不全で公安省の病院に入院した。

 

検査結果でCはメタンフェタミンとMDMAに陽性で、合成薬物中毒の診断が下された。

 

19-8病院集中治療・中毒科の医師によると、現代の合成薬物中毒は非常に複雑で、従来の中毒症状とは異なる。

 

新しい前駆物質や不純物が混入している可能性があり、症状の重篤化を招いている。

 

電子タバコの液体には香料やニコチンだけではなく、合成薬物も混入可能であるため、表面上は普通の喫煙行為に見えるが、実際には薬物使用が行われている可能性がある。

 

バクマイ病院中毒センターでは、毎月複数の電子タバコ中毒患者を受け入れており、2024年上半期だけで約100件の症例が報告された。

 

電子タバコの液体検査結果には、合成大麻を含む複数の危険な成分が確認されている。

 

2023年には全国で1200件以上の電子タバコ中毒が報告され、そのうち81件は初回使用での中毒症例であった。

 

電子タバコの危険性が長期的な問題だけではなく、即時的な脅威でもあることを示している。

 

保健省は特に学生の間で電子タバコの使用が増加していることに懸念を示しており、薬物が電子タバコに混入された場合、若者に対する影響は甚大である。

 

世界保健機関(WHO)のベトナム担当専門家によると、新世代のタバコ製品は従来のタバコと同様に多くの有害物質を含み、急性の健康被害を引き起こす。

 

WHOは電子タバコと加熱式タバコの輸入、製造、販売を禁止するように提案している。

 

保健省によると、電子タバコ製品には厳しい禁止措置が必要であるが、ベトナムは既に他のASEAN諸国に遅れをとっており、迅速に行動を起こす必要がある。

 

保健省は現在、電子タバコと加熱式タバコの製造、販売、輸入、広告を全面禁止する法案を準備しており、10月の国会における採択を目指している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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