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若者の間で広がる危険な傾向、電子タバコと笑気ガス

2024年07月17日(水)07時00分 公開
若者の間で広がる危険な傾向、電子タバコと笑気ガス

<写真:hcdnphoto.dantri.com.vn>

 

近年、Z世代の若者たちはアルコールから離れ、他の刺激を求める傾向が強まっており、電子タバコや笑気ガスといった新たな嗜好品が急速に普及し、健康へのリスクが懸念されている。

 

ベトナムの都市部の街角では、学生たちが電子タバコを吸う姿が一般的になりつつある。電子タバコは、新しい依存物質として急速に若者の間で人気を博しており、一部では「クール」や「流行」の象徴とされている。

 

ハノイ市で働くドゥックさんは「友人の10人中6人が電子タバコを吸っている。最初に電子タバコを持ち込み、1か月も経たないうちに半数の同僚が試し始めた」と語った。

 

ベトナムたばこ害防止基金のファン・ティ・ハイ副所長によれば、電子タバコの使用率はここ3年で急増している。

 

現在までのたばこ削減の努力が、若者の電子タバコ使用によって脅かされているという。

 

統計によると、2022年1月から2023年10月までに、バクマイ病院の中毒センターでは120件以上の電子タバコ使用後の入院ケースが報告されている。

 

その大半が若者であり、毎週のように中毒症例が見受けられる。

 

また、若者の間ではバーやクラブでのパーティー文化も根強く、アルコール飲料は序章に過ぎない。

 

パーティーの盛り上がりを支えるのは、笑気ガスやシーシャ、その他の刺激物である。

 

ハノイのスタートアップ企業で働くヒューさん(24)は、会社の同僚と共に笑気ガスを利用してパーティーを楽しむことが一般的であるという。

 

笑気ガスは安価で短時間で効くため、多くの若者が利用している。笑気ガスは一時的な高揚感を与えるが、常用すると神経系に深刻なダメージを与える可能性がある。

 

バクマイ病院の医師によれば、笑気ガス使用による神経障害の患者が増加しており、特に20歳の女性が手足の麻痺を訴え入院したケースがある。

 

さらに、15歳の女子学生が笑気ガスの常用によって、手足の感覚が失われる深刻な状態に陥った事例も報告されている。

 

保健省は、笑気ガスの乱用は神経障害、記憶障害、心血管への影響を引き起こす可能性があると警告する。

 

また、麻薬も若者の楽しみの中に浸透している。バクマイ病院では、20歳の男子学生が合成大麻を含む電子タバコの使用による昏睡状態で入院したケースがある。

 

新しい麻薬の形態として、笑気ガスや合成大麻、紙状麻薬などが増えている。

 

警察当局によると、麻薬は食品や飲料、電子タバコの形で若者や学生に浸透しており、対処するためには、社会全体での監視と教育が必要である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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