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不景気で多くの収入が減少、ベトナム人が節約志向に転向

2024年08月12日(月)07時00分 公開
不景気で多くの収入が減少、ベトナム人が節約志向に転向

<写真:vanhoavaphattrien.vn>

 

ベトナムでは多くの職業が困難に直面し、仕事の安定性も揺らいでおり、生活必需品を含む多くの物価が上昇しているため、多くの若者が購買習慣を見直す必要に迫られている。

 

収入が減少する中、人々は買い物を控え、セール時期を待つことで消費を抑えているという。

 

例えば、ホーチミン市ビンタン区在住で、マーケティング職に従事するゴック・クイン氏(31)は、過去1年間で給与が3度も減額された。

 

以前は家族のための健康保険や服装費、旅行費用、駐車料金など、さまざまな手当を享受していたが、現在ではこれらが次々と削減され、完全に消滅してしまった。

 

そのため、クイン氏は月3000万ドン(約17万5800円)ほどの収入があっても、個人の支出を見直し、無駄遣いを抑えるように努めている。

 

事務員のトゥイ・ガン氏(25)も2023年4月から消費を大幅に削減している。当初は衣類やバッグ、靴の購入を減らすことが難しかったが、今では収入を複数の用途に分け、必要なものかどうかを慎重に検討する習慣を身につけたという。

 

必要な物品については、セールや割引コードを利用し、理想の価格に達するまで購入を控えるようにしている。

 

ラムドン省在住の自動車整備士、ヴァン・カー氏の家庭は、収入が約20%減少した。そのため、家族全員で節約生活を送っており、外食やショッピングモールでの買い物を控え、自宅で食事を取ることが多くなった。

 

カー氏は、収入が減少しても家族の教育費を最優先している。

 

広告デザイナーのチョン・ティン氏(28)は、複数のパートタイムの仕事を受け持つことで収入を補填しており、家具やインテリアのデザイン案件をネットで募集し、最近では月に4件のプロジェクトを獲得できるまでになった。

 

会社の業務が減少したことで余裕が生まれ、副業に集中できるようになったという。

 

さらに、ホーチミン市タンフー区在住のセールスコンサルタント、ゴック・ビック氏は、収入がほぼなくなった状況下で新しい職業に転向することを決意した。

 

必要以上の買い物を控え、その代わりに自己啓発のための投資を増やしており、ビック氏は「今後も市場は厳しい状況が続くであろうが、自己成長を通じて困難を乗り越えることが重要」と語った。

 

NielsenIQベトナムの顧客行動調査部門のダン・トゥイ・ハー氏によると、ベトナムの消費者は短期的な節約から長期的な節約へとシフトしているという。

 

同社の調査によれば、2023年第3四半期には66%の消費者が家庭での料理を選択し、第4四半期では60%、2024年第1四半期では62%に達した。また、50%の消費者が高級品の購入を控え、31%が大きな支出を延期している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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