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英国人がベトナム出国禁止の可能性? 外務省が虚偽情報として否定
<写真:tuoitre.vn>
英国市民がベトナムにおいて出国禁止やパスポート没収の対象となる可能性があるとの報道が行われ、ベトナム外務省が記者会見で情報の否定を行った。
外務省報道官のファム・トゥー・ハン氏は、8月22日に開催された定例記者会見において、「そのような虚偽の情報を完全に否定する」と強調した。
この発言は、英国のメディア「ミラー」が最近報じた内容に関連して行われたもので、同紙は英国外務省の旅行警告を引用し、ベトナムが特定の状況下で英国市民に対して出国禁止措置を講じる可能性があると伝えていた。
これには、個人や家族、従業員に対する捜査、刑事または民事問題、ビジネス紛争や交通事故、労働ビザの不所持、未払いの債務などが含まれる可能性があるとされている。
また、捜査が終了するまでパスポートが没収され、英国市民がベトナムから出国できなくなる可能性があるとも報じられた。
これに対し、ハン氏は、ベトナム政府の一貫した方針として、外国人の入国、出国、滞在に対して常に便宜を図り、経済社会の発展に寄与することを目指していると述べた。
さらに、ベトナム当局は外国人が学習、労働、投資、市場調査、観光を目的としてベトナムに訪れる際に、法令に基づき円滑な移動を促進するための措置を実施していることを強調した。
ベトナムと英国は1973年に外交関係を樹立し、2023年に50周年を迎えた。両国は2010年に関係を戦略的パートナーシップへと格上げしている。
2024年5月に行われた電話会談では、英国のデビッド・キャメロン外相が、英国がベトナムとの戦略的パートナーシップの強化を重視していることを確認し、今後もベトナムの持続可能な経済発展を支援する意向を表明している。
また、両国が移民問題、出入国管理、不法移民対策についての協力を強化することを提案していた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。