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ホーチミンの子供保護施設、定員2倍以上を受け入れ問題に
<写真:tuoitre-vn>
ホーチミン市12区にある「ホアホン保護施設」において、定員を超える児童の受け入れが確認された。
この施設は12区人民委員会の許可を受けて設立され、39人の子供を受け入れることが認められていたが、調査時には85人の子供が確認されている。
9月4日の記者会見で、ホーチミン市労働・傷病兵・社会福祉局の副局長であるグエン・タン・ミン氏は、この件を「極めて深刻な問題」として言及した。
同氏はホーチミン市が新学期を迎える準備を進める中で、このような事件が起きたことは非常に遺憾であると述べた。
ミン氏は報道機関に対して今後も引き続き問題を発見し、当局と協力して違法行為に厳正に対処するように呼びかけた。
また、関係者が処分されることを強調し、今回の事件に関与した組織や個人に対する徹底的な調査と処罰を約束した。
事件後、ホアホン保護施設にいた子供たちは、ホーチミン市の複数の児童保護施設に移送されている。
ゴーバップ児童福祉センター、トゥードゥック少年村、タムビン児童福祉センターにて、子供たちの健康診断が実施され、報告書が労働・傷病兵・社会問題局に提出される予定である。
ホアホン保護施設に関しては、12区人民委員会が設立を許可し、施設が児童の受け入れを管理していたが、定員を超過していたため、現在、同局と地域当局が共同で各児童の状況を調査している。
ホーチミン市内には79の社会福祉施設があり、そのうち16施設は公営で、労働・傷病兵・社会問題局が管理し、63の民間施設は主に地域当局から許可を受けて運営されている。
これらの施設に対して、定期的な検査や抜き打ち検査が行われているが、今回のような法的違反が発覚するケースも依然として残っているという。
ミン氏は、ホアホン保護施設の職員16人に対して事情聴取を行い、施設の財務状況についても調査が進行中であることを明らかにした。
また、同氏は「今回の事件は特殊なケースであり、大多数の保護施設では、愛情を持って子供たちを養育している」と説明している。
ただし、地方当局の管理が不十分であったため、過去にも同様の事件が発生しており、再発防止策が求められると強調した。
最後にミン氏は、施設内で働く人々が早期に問題を報告していれば、このような事態は避けられた可能性があると付け加えた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。