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ホーチミンの不動産市場、不足する新築マンション
<写真:plo.vn>
ホーチミン市で新築マンションの購入が難航しており、新規プロジェクトの供給は少なく、価格が高騰しているため、多くの人々が中古物件に目を向けざるを得ない状況となっている。
出版会社に勤めるリーン氏は、ホーチミン市南部で65㎡、約30億ドン(約1714万7000円)のマンションを探しているが、現在の新規プロジェクトでは条件を満たす物件が見つからないため、中古物件に目を向けているという。
同市では一部のプロジェクトで1㎡あたり9000万ドン(約51万4000円)を超える高額物件もあるが、適したものは少ない。
同様に小規模ビジネスを営むクアン氏も7カ月間新居を探していたが、中心部から12km圏内で価格が35億ドン(約2000万6614円)以下の物件がなかなか見つからず、中古マンションに切り替えることを余儀なくされた。
近年、ホーチミン市の新築マンション市場は供給不足が顕著であり、2024年上半期の新規販売はわずか1700戸であった。
これは以前の年と比較して半分程度であり、特にパンデミック前と比較して10分の1の水準である。
さらに、販売されている物件の80%は高級セグメントに属し、価格は1㎡あたり6000万ドン(約34万3252円)以上に達している。
JLLベトナムやCBREベトナムのレポートによれば、供給不足と価格上昇が続いており、第2四半期にホーチミン市のマンション価格は前年同期比で6.4%増加し、中心部では12%以上の上昇が見られた。
この供給不足は法的な問題でプロジェクトの許認可が進まないことが原因であり、市内では現在、148のプロジェクトが法的な障害によって進展していない。
ホーチミン市不動産協会(HoREA)のレー・ホアン・チャウ会長は、これらの問題が解決されない限り、今後も住宅供給の不足が続く可能性が高いと指摘している。
市場の専門家は供給不足と高い需要が今後も続けば、ホーチミン市のマンション価格がさらに上昇する可能性があると予測する。
特に新規供給が少ない中、中古物件への需要が一段と高まり、価格が一層上昇する見込みである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。