おすすめのプロモーション
コロナ後のドンナイ省、最大6万人の労働者が戻らず
<写真:tuoitre.vn>
ドンナイ省ではパンデミック後に5万~6万人の労働者が故郷へ戻り、主に南中部地方、西南部地方およびタイグエン地方へ移住したことが確認された。
ドンナイ省労働連盟の報告によれば、現在は省内に約130万人の労働者が在住しており、その60%は外部からの移住労働者である。
ドンナイ省には約5万3700社の企業が登録されているが、実際に稼働しているのは4万3100社に過ぎない。その中には海外直接投資(FDI)企業が約1600社ある。
2024年1月以降の7か月間には2046社の新規企業が設立された一方で、1895社が一時的に休業または解散した。
さらに、同省社会保険機関のデータによると、2024年上半期に7511社が社会保険、医療保険、失業保険への支払いを滞納しており、総額は約8268億ドン(約49億6080万円)に達している。
これにより労働者の法的権利が大きく損なわれている。
一方、同期間中の社会経済の状況は全体的に改善傾向が見られ、雇用情勢も安定した状態にある。
特に企業の経済活動が回復しつつあり、文化や社会分野でも進展が見られた。
しかし、依然として中小企業の経営困難や木材業界の注文不足、さらに気候や労働災害といった問題も残っている。
ドンナイ省労働連盟は労働者の権利を守るため、企業に対し法的義務を遵守するように求めているという。
また、失職した労働者に対する再雇用の支援を強化しており、年末に向けて労働関係の安定化に関する取り組みを進めている。
統計総局によれば、ドンナイ省の純移住率は2019年の87%から2022年には46%に減少しており、出生率の低下と相まって人口構造の変化が予想される。
しかし、同省は2045年から2050年まで人口ボーナス期を維持する見通しであり、これは過去の移住による若年人口の構成が、依然として労働市場に貢献するためである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。