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南北高速鉄道計画、12年間で国内資金を活用する計画を提案
<写真:dansinh.dantri.com.vn>
ベトナム政府は2024年から2035年の12年間にわたり、北南高速鉄道の建設に年間平均56億ドル(約8498億5600万円)の国内資金を投じる計画を提案した。
これにより、従来の政府開発援助(ODA)に依存せず、柔軟かつ独立したプロジェクト運営が可能になると強調されている。
同提案は国会に提出された高速鉄道投資計画の一環であり、プロジェクトは2035年の完成を目指している。
毎年の投資額は2026年から2030年の中期投資計画において、年間投資額の約16.2%を占め、2027年の着工時にはGDPの1%程度となる見込みである。
政府は計画を通じて合法的な資金源を多様に活用する方針であり、他の重要な国家プロジェクトへの影響は小さいと説明している。
さらに、政府は特殊な投資メカニズムを導入し、公共投資計画を柔軟に調整可能な体制を整えることを提案している。
この体制によって国の重要プロジェクトに資源を集中させ、効率的な資金運用を目指すという。
また、必要に応じて政府債券やODA、外国からの優遇融資なども活用するとしている。
政府は2019年の事前調査報告でPPP(官民連携)方式を検討していたが、海外27件の事例を踏まえ、リスク移転が非効率であると判断し、今回は公共投資での建設を決定した。
政府はプロジェクトの分割に関して、全体を6つの部門に分ける案と4つの区間に分ける案の2つを提示した。
全体的な統一性を重視しつつも、最終的な判断は投資計画の承認時に行う方針である。
南北高速鉄道は全長約1560kmで、ハノイ市のゴックホイ駅からホーチミン市のトゥーティエム駅までを結ぶ予定であり、20の省と市を通過する。
このプロジェクトの総投資額は約673億ドル(約10兆2339億3800万円)と見積もられている。
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