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ホーチミン日本人街の改修、25年中の完成を目標
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市中心部の「日本街」再整備計画が具体化する見込みである。計画によれば、1区に位置するタイヴァンルン通りは、近代的で新鮮な姿を纏い、文化的なランドマークとして生まれ変わる。
このプロジェクトは、交通の流れや歩行者空間の改善を試みるもので、タイヴァンルン通りを現代的な都市景観に改装しつつ、日本風の特色を強化することを目指している。
これにより、地元住民や観光客が訪れやすい魅力的なエリアの創出が期待される。
この通りは日本料理店やカフェなどが立ち並び、ベトナムにいながら日本の雰囲気を感じられる場所として知られている。
しかし、違法駐車や整備不足により、アクセスや利便性に問題を抱えており、これを解消するため、プロジェクトでは歩道や景観照明を含むインフラの整備を進め、歩行者の利便性を高める計画である。
さらに、シンボリックな日本風のデザインを施した建築物や照明を導入し、夜間にも訪問者が楽しめる賑わいを演出する。
この整備により地域住民の生活の質も向上し、ホーチミン市全体の観光魅力を強化することが見込まれている。
ホーチミン市交通運輸局によると、この事業は交通インフラ管理センターが主体となり、総事業費は約409億ドン(約2億4550万円)に上る。
全長約300mにわたるこのプロジェクトは、2025年4月30日までに着工し、9月2日までの完成を目指している。
11月4日には、ホーチミン市党委員会書記のグエン・ヴァン・ネン氏が、日越の都市計画専門家と会合を持ち、このプロジェクトに期待を寄せた。
ネン氏は中心部における渋滞緩和や交通の改善、緑地の創出、歩行者の安全確保、商業および観光活動の促進、生活環境の改善など、6つの主要課題解決を掲げている。
ホーチミン市側はプロジェクトを2025年中に完了させるため、必要な資金を投入する姿勢を示し、質を重視しつつも柔軟なアプローチで取り組むことで、確実な成果を求めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。