タイバンルン通り6番地、違法建築物問題で行政対応が焦点に

2023年10月06日(金)10時18分 公開
タイバンルン通り6番地、違法建築物問題で行政対応が焦点に

<写真:Tuoi Tre>

 

ホーチミン市1区のタイバンルン(Thái Văn Lung)通り6番地の土地利用に関する問題が、行政の取り組みとして注目されている。

 

この土地の面積は4552㎡で、1994年から国有とされており、ホーチミン・ハウス・トレード・マネジメント社(HTMC)が使用許可を取得した後、映画製作会社であるベトナム長編映画開発社にサブリースとして貸し出された。

 

しかし、問題は同映画製作会社が土地をサイゴン・コンストラクション社に部分利用を許可し、サイゴン・コンストラクション社が11階建てと4階建ての2つの建物を建設した点にある。

 

政府監査局は2018年3月と8月に同映画製作会社の違反について、査察結論と追加査察結論を発表するとともに、サイゴン・コンストラクション社による建設が未許可であると判断した。

 

2022年に入り、ホーチミン市人民委員会が土地利用を取り消す決定を下したが、具体的な行動はまだ見られない。

 

また、同映画製作会社とサイゴン・コンストラクション社はHTMC社に対し、土地使用利用を延滞しており、未払いの使用料はそれぞれ約34億ドン(約2070万円)と約690億ドン(約4億2030万円)に上る。

 

しかし、サイゴン・コンストラクション社は自らが直接HTMC社から土地をリースしていないとの立場を取って未払金の支払いを拒否し、土地が取り戻された場合には自社で建築した建物の投資全額の補償を要求しているという。

 

HTMC社は2023年5月に、2社に対する債権回収と不動産回収を求めて訴訟を起こしたが、法的手続きによる和解には長期間を要する状態である。

 

この問題に対応するため、HTMC社はホーチミン市人民委員会に対し、建物と土地の強制回収を提案している。

 

 

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