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マイリンタクシーの運転手、事故の賠償金トラブルで車主を殺害
<写真:suckhoedoisong.vn>
ハノイ市人民検察院はマイリンタクシーの運転手であるブイ・バ・ヒエウ(24)を殺人罪で起訴したことを発表した。
事件は6月8日深夜に発生したもので、ヒエウはスマートフォンで地図を確認しながら車を運転していたことが原因で、路上に停車していたホンダHR-V車に衝突した。
この車両の所有者はT氏(66)であった。この衝突でT氏の車両後部が損傷し、ヒエウのタクシーも前部に傷を負ったが、ヒエウはその場を立ち去った。
現場を目撃した宿泊施設の受付係がその一部始終を確認していた。
翌朝、ヒエウは会社に事故を報告し、車両を修理のため返却するとともに、事故の相手との解決を自ら行うと約束した。
同日、T氏の妻であるP氏が車両の損傷に気づき、受付係からタクシーとの接触事故であると聞かされた。P氏はマイリン社に連絡し、運転手の電話番号を入手した。
6月10日午前、P氏はヒエウに電話をかけ、自宅で解決策を話し合うように求めた。同日昼、ヒエウがT氏夫妻の自宅を訪問し、事故の詳細を記録した文書を作成した。
ヒエウが修理費用を全額負担することで合意したという。しかし、修理費用が2900万ドン(約17万5160円)と見積もられると、ヒエウは減額を依頼したが、T氏夫妻はこれを拒否した。
その後、ヒエウは会社のチャットグループから「その日のうちに修理費用を支払うように手配せよ」とのメッセージを受け取ったが、間もなくグループから外され、解雇されたと考えた。
ヒエウはこの解雇の原因がT氏にあると恨み、減額交渉が失敗した場合に復讐することを決意した。
起訴状によると、6月11日午後7時頃、ヒエウはT氏の自宅を訪れ、修理費用の減額を再度求めた。
しかし、T氏から減額を拒否されると、持参したナイフでT氏を複数回刺した。
T氏は抵抗したが、致命傷を負った。P氏が騒ぎ立てたため、ヒエウは現場からの逃走を試みたが、近隣住民に取り押さえられて警察に引き渡された。
T氏は病院に搬送されたが重傷のため死亡した。
捜査の過程でT氏の遺族はヒエウに対して修理費用や死亡に関する補償を要求せず、法の規定に基づく処罰を求める意向を示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。