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ポケモンGOの再来? ジャガットが若者を魅了
<写真:kenh14.vn>
ホーチミン市で開催されているスマートフォンアプリ「Jagat(ジャガット)」による宝探しゲームが、若者の間で大きな話題となっている。
ゲームの参加者は深夜まで街中を歩き回り、コインを探し出す熱狂的な姿が見られる一方で、プライバシー侵害や公共の秩序への影響を懸念する声も多い。
ジャガットが主催するこのイベントは、11月30日から12月31日までホーチミン市で開催されている。
参加者は専用アプリをダウンロードし、アプリ内の地図に表示されるコインを収集する仕組みである。
ホーチミン市内の各地にランダムに配置されたゴールド、シルバー、ブロンズのコインを見つけ、一定数集めることで現金や景品を受け取れる。
この新たなゲームは2016年に大流行した「ポケモンGO」に似た仕組みで、開始直後から若者の間で人気を集めている。
参加者の一部は深夜2~3時まで活動を続け、街中を探索する様子が見受けられる。
ホーチミン市在住の大学生は「深夜まで仲間と宝探しをするのは面白いが、翌日の生活に少し影響が出る」と話し、ゲームが娯楽として魅力的である一方で、睡眠不足や日常生活への支障が出る可能性を指摘している。
また、ゲーム参加の条件としてアプリにスマートフォンの各種アクセス権を許可する必要があり、ユーザーの間でプライバシー侵害を懸念する声も多い。
TikTokやSNSでは「すべてのアクセス権を与えたら、個人情報が盗まれるのでは」といったコメントが多く見られる。
これに対してジャガットの公式アカウントは「プライバシーや財産には一切影響を与えない」と回答し、コイン収集や景品交換のプロセスは完全に透明であり、安全であると主張した。
さらに、ゲームでのコイン配置場所が問題視されるケースも出てきている。
公共の場所や住宅街にコインが配置されることにより、夜間に大勢の人々が集まり騒音や交通混雑が発生し、警察や地元住民とのトラブルが報告されているという。
「人の少ない公園や郊外のエリアにコインを配置するべきである」といった意見が多く寄せられており、イベント運営の改善が求められている。
ジャガットの宝探しゲームは、かつての「ポケモンGO」と同様に社会的な影響が大きいと考えられる。
特に公共の秩序や安全、参加者のプライバシー保護に対する適切な対策が必要である。
運営者はユーザーの懸念に真摯に向き合い、アプリ利用の透明性を高めるとともに、ゲームの持続可能な発展を図らなければならない。
若者の新たな娯楽として注目を集める一方で、プライバシーや治安問題を含む課題への対応が、このゲームの将来を左右する重要な鍵となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。