おすすめのプロモーション
1人当たりの料金は2億ドン、ベトナム初の超豪華列車
<写真:dantri.com.vn>
ベトナム初となるホーチミン市からハノイ市まで8日間7泊の旅を提供する超豪華観光列車「Sjourney」が運行を開始した。
料金は1人あたり約2億ドン(約121万円)と高額ながら、運行初日から予約が殺到し、2025年末まで満席の状態となっている。
Sjourneyはベトナム国内を南北に縦断する全長8日間の旅を特徴としており、フランス統治時代を彷彿とさせるインドシナ風の内装と現代的な快適さを融合させたデザインが魅力である。
全13車両のうち10両が寝台車、2両がレストラン車で構成されており、各寝台車には専属のバトラーが配置されている。
寝台車の客室はダブルルーム1室とツインルーム2室の計3室で構成されており、プライバシーと快適さを重視している。
レストラン車には、ビストロ形式のレストラン、バー、ラウンジが備わり、高級ホテルと同等のサービスを提供する。
また、旅のルートはベトナムを代表する自然美や文化が堪能可能な区間を通り、ニンビン、クアンビン、フエ、ホイアン、ニャチャン、ファンティエットなどの名所で停車する。
それぞれの停車地では、乗客が観光や文化体験を楽しめる専用ツアーが用意されている。
初乗車を体験したアメリカ人旅行者は「この列車はヨーロッパのオリエント急行のようでありながら、ベトナムの魅力を存分に味わえた。全く新しい視点でベトナムを楽しめた」と語った。
運営を担当するPYS Travelの副社長グエン・ティ・ミン・ヒエン氏によると、同列車は主に富裕層の国際観光客をターゲットとしており、料金にはすべての食事や観光ツアーが含まれた完全パッケージ形式で提供されている。
Sjourneyのラグジュアリーな列車は、ベトナムの主要観光地をつなぐだけではなく、訪れる観光客に自然と文化を贅沢に楽しむ体験を提供する。
この試みは、鉄道旅行が高級観光市場で新たな地位を築く契機となり得る。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。