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交通違反取締強化から1ヶ月、交通事故が大幅に減少

<写真:nld.com.vn>
ベトナム公安省交通警察局は6日、政令168/2024/NĐ-CPの施行開始から1カ月が経過し、全国の交通事故が大幅に減少したことを発表した。
同局によると、1月1日から31日までに全国で発生した交通事故は1702件で、死者は917人、負傷者は1163人であった。
前年同期と比較すると、事故件数は26.29%減、死者数は1.72%減、負傷者数は37.71%減となった。
また、施行前1カ月との比較では、事故件数は18.25%減、死者数は9.83%減、負傷者数は20.12%減となっている。
2025年のテト(旧正月)期間である1月25日から2月2日にかけては、全国で445件の事故が発生し、209人が死亡、373人が負傷した。
前年のテト期間(2024年)と比較すると、事故件数は36.69%、死者数は37.61%、負傷者数は38.34%それぞれ減少している。
医療機関の統計によれば、テト期間中の交通事故による救急搬送件数は前年同期比で11%減少し、死亡例も28.9%減少した。
特に、重傷者の緊急手術件数も大幅に減少しており、政令168の施行が交通安全の向上に寄与していることがうかがえる。
同期間中、全国の交通警察は計32万7349件の交通違反を摘発し、2万7820件の運転免許証・専門資格証明書の使用を停止した。
さらに、2万8762件の免許証に減点処分を行い、1823台の自動車と9万3766台のバイクを一時押収した。施行前の1カ月と比べると、摘発件数は4万8160件減少している。
特に、飲酒運転の取り締まりは厳格に実施され、7万426件の違反が摘発された。加えて、薬物検査で陽性反応が確認された589件の摘発も行われた。
公安省交通警察局によると、政令168号の施行による交通違反の減少は明らかであり、国民の法令遵守意識が向上している。
また、交差点では信号を守って整然と列を作る姿が見られるようになり、違法な駐停車や車線変更の減少が渋滞緩和に寄与している。
実際に渋滞が発生しても信号2~3回の間で解消されるケースが多く、外国人旅行者からも高い評価を得ているという。
今後、同局は交通事故の主な原因となる6つの違反行為を重点的に取り締まり、違反には例外なく厳格に対処するとの方針を掲げている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。